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【仙台】西村拓真の契約巡りCASで敗訴、CSKAに支払い義務

仙台時代の西村拓真。(C)SAKANOWA

ロシアのウクライナ進行を受けて送金作業は調整中。

 J2リーグのベガルタ仙台は6月21日、公式サイトで仙台とCSKAモスクワの契約に関して、「スポーツ仲裁裁判所(CAS)から支払いの裁定があった旨の報道がなされました」として、西村拓真(現/横浜F・マリノス)に関する海外メディアの報道について、次のように説明した。

「選手契約の内容になりますので詳細は控えます」としたうえで、「当クラブがFIFAおよびCASに裁定を求めた内容は、本報道とは異なるもので、契約上の支払根拠の解釈について差異があったことから係争を行い敗訴が確定し、CSKAモスクワへ支払い義務が発生していることは事実となります」と、CSKAへの金銭支払いが確定したという。

「本件については、過年度に費用計上しており、今年度のクラブの損益に影響を及ぼすものではありません。なお、ロシアのウクライナ侵攻により、ロシアへの通常の送金が困難となっていることから、期限までに支払いができるように関係各所と調整中でございます」

 そのようにロシアへの送金はまだ終わっていないとも報告している。クラブは「ベガルタ仙台のファン・サポーターのみなさま、株主、スポンサーのみなさま、Jリーグや各クラブの関係者のみなさまに、ご心配をお掛けし申し訳ございません」と謝罪している。

 西村は2018年夏、仙台からCSKAに完全移籍。2020年1月、ポルティモネンセSCに期限付き移籍した。しかし同年3月、コロナ禍を受けてこのローン契約を解除、仙台へのレンタルが発表された。仙台は2021年2月、CSKAからの完全移籍での加入を発表。同年12月、横浜FMへ完全移籍している。

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