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Jリーグが「事実と異なる表現」認め謝罪。「浦和サポーターがブーイングを行っている」と公式サイトの京都戦速報で一時配信

浦和レッズのサポーター。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

提供会社は「選手が倒されたコンタクトに対する観客反応の誤認識」と説明。

 Jリーグは7月6日に開催されたJ1リーグ20節の浦和レッズ対 京都サンガF.C.戦で、Jリーグ公式サイトと公式アプリに配信されたテキスト速報で、「浦和サポーターが、プレーを切らない京都の選手に対し、 声を出してブーイングを行っている」と事実と異なる表現があったことについて、「ファン・サポーター、関係各社の皆様に混乱を招いたことをお詫び申し上げます」と謝罪。「Jリーグとして今回の事象を重く受け止め、テキスト速報の情報提供元と共に再発防止の徹底に努めて参ります」と今後の方針を示している。

 この速報を担当するデータスタジアム株式会社は、公式サイトで今回の経緯を説明。「前半18分 浦和サポーターが、プレーを切らない京都の選手に対し、 声を出してブーイングを行っている」と事実とは異なる記述をして情報をアップ。その約9分後、修正データを配信するまで掲載され続けたという。

 その「原因」として、「選手が倒されたコンタクトに対する観客反応の誤認識により事実とは異なる表現(騒然とした様子を“声を出してブーイング”と記載)を行った」と説明している。

 またこのテキスト速報について、 「本サービスは、当社がコンテンツの作成、編集を行い、Jクラブ、Jリーグを含む各配信先メディア様はデータを加工せずにご利用いただいているサービスとなります。そのため、各配信先メディア様におかれまして編集責任はございません」と、リーグには責任はないと強調している。

 そのうえで、同社は次のように謝罪している。

「Jリーグのファン・サポーターの皆様ならびにクラブ関係者の皆様、Jリーグ様、配信先メディア様、関係各所の方々へ混乱を招き、ご迷惑をお掛けしましたことを深くお詫び申し上げます。当社はJリーグサポーティングカンパニーとして今回の事象を厳粛に受け止め、真摯に対応し、具体的な再発防止策および必要に応じた改善を継続的に実施してまいります」

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