中井卓大がレアル・マドリードでプレー可能に!ヴィニシウス、スペイン国籍取得
CLセルティック戦を前に記者会見するレアル・マドリードのブラジル代表ヴィニシウス。(Photo by Ian MacNicol/Getty Images)
久保建英はこの枠が空かないためプレーできず。
スペイン1部レアル・マドリードは9月5日、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)がスペイン国籍を取得したと公式サイトで発表した。ブラジルは二重国籍が認められていて、これまで3枠埋まっていたレアル・マドリードのEU圏外の外国籍選手枠が一つ空くことになる。他にロドリゴ、エデル・ミリトンがこの枠でプレーし、いずれもヴィニウスに続いて同様の申請をしている。
ヴィニシウスは2020年夏に申請条件であるスペイン在住2年間が経過。しかしパンデミックやウクライナ情勢の影響を受けて、認可作業が遅れていた。そのため昨季までレアル・マドリードが保有権を持っていた日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダ)は、そもそも白い巨人でプレーする枠がなかった。
また、レアル・マドリードも、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズス(アーセナルFC)からプレーしたいという“逆オファー”を受けた際、この国籍問題により交渉もできなかった。
一方、このヴィニシウスの決定を受けて、現在レアル・マドリードB(カスティージャ)に所属する日本人MF中井卓大(Pipi Nakai Takuhiro)のトップチーム昇格が可能になった。18歳のアタッカーにとっても、大きなモチベーションになる朗報だ。
ヴィニシウスはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ1節のセルティックFC戦を前にした公式記者会見で、「クラブとファンはいつも僕に多くのものを与えてくれました。私は18歳でここに来てサッカー人生をスタートさせ、今、22歳になりました。私も家族もマドリードが大好きです。だからマドリードにずっといたいです」と語った。
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