【コロンビア戦│キックオフ情報】鍵は乾、原口のサイドアタック。攻撃的な両SBの背後を突きたい
ボランチ、CBの左右が入れ替わる可能性も。(C)SAKANOWA
DFリーダーのサパタもベンチ。代わってスピードのあるムリージョが先発。
[ロシアW杯 GL1節] 日本 – コロンビア/2018年6月19日午後9時(現地午後3時)/サランスク
FIFAワールドカップ・ロシア大会のグループリーグ第1戦、日本代表対コロンビア代表のスターティングメンバーが発表された。日本は西野朗体制下で4試合目、センターバック(CB)、ボランチが初めての組み合わせ。初の顔ぶれとなるセンターラインが機能するかどうかが鍵を握りそうだ。
一方、コロンビア代表は「コロンビアのシンボルといえる存在」と西野監督が警戒していた前回ブラジルW杯の得点王ハメス・ロドリゲスがベンチスタート。前日練習ではメニューをこなしていたが、筋肉系のケガ明けのため、大事を取ったようだ。
前回大会にも出場しているアルゼンチンのリーベルでプレーするキンテーロがトップ下に入る見込み。さらに予選未出場のブライトンに所属する25歳のイスキエルドが先発に大抜擢されている。カットインからの右足のショットが武器だ。
また、CBもディフェンスリーダーながらプレーに波のあるサパタが控えに回った。代わって先発するムリージョは、高さに加えスピードも武器としており「日本対策」での起用と見られる。
とはいえ、ファルカオ、クアドラード、カルロス・サンチェスら実力派が揃い、個の力は明らかに日本よりも上と言える。
日本としては、攻撃的なサイドバックである、右アリアス、左モヒカの背後を突きたい。鍵を握るのが、右MFの原口元気、左MFの乾貴士。二人が彼らにプレッシングをかけて攻撃参加を封じながら、香川真司や大迫勇也とのコンビネーションから攻略したい。
また、そのようにして空いた中央のスペースを生かした柴崎のミドルや飛び出し、香川の俊敏性を活かしたアタックもポイントになる。
前回大会1-4大敗の雪辱へ――。もちろん、「切り札」ハメス・ロドリゲスへの対応など、日本が勝点を獲得するには数々のミッションをこなさなければならない。川島永嗣のビッグセーブも不可欠だ。FIFAランキングはコロンビアが16位、日本が61位。
文:サカノワ編集グループ