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【鹿島】「10番」荒木遼太郎が天皇杯・甲府戦での勝利を渇望「チームのために走って、闘い、勝ちたい」

荒木遼太郎。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

新スタイルのなか、突き抜けられるか。

[天皇杯 準決勝] 甲府 – 鹿島/2022年10月5日17:30/カシマサッカースタジアム

 鹿島アントラーズのMF荒木遼太郎が10月1日のFC東京戦、58分から右MFとして途中出場し、ホームで久々に30分以上のプレータイムを得た。しかし惜しいチャンスを作り出したものの、ゴールはならず。チームも0-1で敗れ、リーグ6試合勝利なしとなった。

 鹿島の10番は試合後、「点に絡んで勝ちたかったです。できているところをポジティブに捉えて戦いたい。真ん中で崩せる選手が揃っているので、そこに預けて生かしていこうとしています。時には幅を使ってもいきたいです」と語った。

 今季は負傷もあり、これまで公式戦16試合・1得点・2アシスト(リーグ12試合・1得点・1アシスト)。ただこの最終局面で戻ってきたのは大きい。

 タイトルの懸かるこの天皇杯、荒木は静かに燃えている。

「このチームに入ってタイトルをまだ獲れていなくて、それが一番近くにあります。この一戦に懸ける思いは強いです。そのためにこの1年間やってきて、最近もいい準備ができています。次の試合、必ず勝ちたいです」

 対するのは甲府。J2リーグ18位とプレーオフ進出も逃し、この鹿島戦での“一戦必勝”に燃えている。

「自分たちがやるサッカーのベースは変わりません。それを貫き通せれば、必ず勝てると思います」

「結果もほしいです。自分が出て、ゴールを決めて勝つのが理想です。でも……チームで勝ちたい、そのほうが強いです。チームのために走って、闘い、勝ちたいです」

 荒木は何より勝利に飢えていると言う。

 タイトル獲得まであと2勝。流れを変えるプレーが、10番には求められる。チャンスメイクが求められているようだが、ゴールに向かっていくあの勇猛なスタイルも見せてほしいところ。鹿島のナンバー10は「準決勝をホームでできるのはプラスしかありません。サポーターの皆さんの前で、勝って決勝に進みたいです」と語り、ホームで勝利を収め、16日の日産スタジアムでのファイナルに向かう!

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