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【ガード・オブ・オナー】J2史上初! 町田が天皇杯優勝の甲府を花道で迎える

102回大会で天皇杯優勝を果たしたヴァンフォーレ甲府。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

甲府がまたも劇的勝利――。

[J2 41節] 町田 1-2 甲府/2022年10月19日19:00/町田GIONスタジアム

 ヴァンフォーレ甲府の天皇杯決勝進出に伴い日程変更されたJ2リーグ41節のFC町田ゼルビア対甲府戦、甲府が2-1でリーグ12試合ぶりの勝利を収めた。

 この試合の選手入場時、この日が今季ホーム最終戦である町田のイレブンが先にピッチ脇へ。そこで左右に分かれて花道を作り、天皇杯制覇を成し遂げた甲府の選手たちを出迎える「ガード・オブ・オーナー」が行われた。J2リーグでは初めて。

 “J2の代表”としても横浜国際のピッチに立った甲府は、J1リーグ目下3位のサンフレッチェ広島に120分+延長戦の末にタイトルを獲得。クラブ初の「日本一」の栄冠を勝ち取って、この町田の地にやって来た。

 そんな勝者をたたえ、両選手ともに和やかな雰囲気で試合スタートを迎える。

 ただキックオフの笛が鳴ると、熱い闘いが開始される。ランコ・ポポヴィッチ監督、吉田達磨監督、両チームともに今季限りでの指揮官退任がすでに正式に発表されているなか、特にこのゲームがホームラストである町田は、ハードなプレッシングからチャンスを作り出していく。

 対する甲府は天皇杯決勝から中3日とあって、大幅にメンバーを変更。天皇杯ファイナルでスーパーセーブを連発したGK河田晃兵が、元同僚のドゥドゥをはじめ強力なアタッカー陣相手に熱い守備を見せ、カウンターから勝機を見出している。

 町田がボール保持率で上回るなか、42分、アルシンドの息子であるイゴールの強烈弾丸ショットで甲府が先制! GK河田晃兵の存在感はこの日も大きく、相手PKの失敗を誘う。

 すると84分、町田が鄭大世のゴールで同点に追い付く。

 しかし現在の勢いは甲府にあった。90+4分、ウィリアン・リラがゴール! 天皇杯決勝に続いて勝負強さを発揮し、甲府が土壇場で勝ち越し、2-1で勝利を収めた。

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