【C大阪】小菊昭雄監督「ヨニッチが抜けたダメージは非常に大きかった」。ルヴァン杯決勝、広島にAT2失点で逆転負け

「やはりタイトルを獲ること、エンブレムに星を刻むのは簡単ではないと改めて実感しています」

[ルヴァンカップ 決勝]C大阪 1-2 広島／2022年10月22日13:05／国立競技場

　JリーグYBCルヴァンカップ決勝、セレッソ大阪はサンフレッチェ広島に1-2の逆転負けを喫した。Ｃ大阪の小菊昭雄監督は試合後の記者会見で、パワーのある広島相手に、しかも試合終盤マテイ・ヨニッチを欠いた影響は大きかったと悔やんだ。

「やはりタイトルを獲ること、エンブレムに星を刻むのは簡単ではないと改めて実感しています。昨年の悔しい敗戦（１年前の決勝、名古屋グランパス）を糧に、１試合１試合、今日優勝するために全員同じ方向を向いて精一杯取り組んでくれました。この舞台に再び来ることができて、スタッフに感謝の気持ちでいっぱい。自分の力のなさで再び勝たせてあげられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」

　２年連続でのファイナルでの敗退に、小菊監督は肩を落とした。

「広島と今季四度対戦し（いずれも敗戦）、土俵際まで追い詰めることできたのは選手の成長を感じています。100パーセント遂行してくれました。アクシデントのなか、私が引き出しを増やしていくこと。そこだと思います。いろいろとトライしながら選手とともに成長していきたい思いです」

　また、79分、VARを経てのマテイ・ヨニッチの退場劇が大きなターニングポイントになった。

「（選手たちには）どのようなシステムにするのか、広島はどのように圧力をかけてくるのかを確認していました。また、高さのところで、ヨニッチが抜けたダメージは非常に大きかったと思います」

　そのように指揮官は試合終盤、最終ラインの要を失ったことを悔やんだ。　

　そして小菊監督は試合後のロッカールーム、「（現在リーグ４位で）ACL出場権の可能性もあり、最後は笑って終わろう。そのためにもラスト２試合、精一杯準備しようと話しました」と、リーグ戦での逆襲を呼び掛けたという。

　C大阪は29日、アウェーで京都サンガF.C.と対戦する。

【注目記事】
・【ルヴァン杯 決勝】VARで二度大きなジャッジ。ヨニッチ退場、鳥海晃司ハンド…広島ソティリウAT２ゴールでC大阪を下し大逆転優勝 トピックス・ニュース, Ｊリーグセレッソ大阪

・元日本代表FW工藤壮人が逝去。テゲバジャーロ宮崎が発表、二村社長「無念で残念でなりません」

・【J全57クラブ】スポンサー収入ランキング。1位浦和「約39億円」、2位名古屋、3位柏…広島が神戸を上回る。大宮は全体8位、今治が健闘33位