【新潟】トーマス・デンがW杯豪州代表に選出「言葉で表せないほど素晴らしい知らせ」。今季浦和から移籍しJ1昇格に貢献
オーストラリア代表のDFトーマス・デン。(Photo by Hannah Peters/Getty Images)
「このニュースをアルビレックスファミリーの皆さんと共有でき、心から嬉しく思っています」
来季J1リーグ復帰を決めたアルビレックス新潟は11月8日、カタール・ワールドカップ(W杯)に臨むオーストラリア代表メンバーに、DFトーマス・デン(THOMAS JOK DENG)が選出されたと発表した。
デンは1997年3月20日生まれ。182センチ・73キロ。両親は南スーダン出身で、難民として退避していたケニアでデンは生を受けた。6歳の時に母親と兄弟とともに難民キャンプを出てオーストラリアへ渡り、そこでサッカーを本格的に開始。のちに国籍を取得し、現在25歳になる。
これまでのキャリアは、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア) ― PSVⅡ(オランダ) ― メルボルン・ビクトリー(オーストラリア) ― 浦和レッズ ― 新潟。これまで、U-19・U-23・U-24の各年代のオーストラリア代表にも選出されている。国際Aマッチ3試合・0得点。今季は8月に新天地デビューを果たして終盤戦に活躍、J2リーグ8試合に出場して、チームのJ1復帰を支えた。J1リーグでは通算21試合・1得点。
デンはクラブを通じて、次のようにコメントしている。
「言葉で表せないほど、素晴らしい知らせを受け取りました。ついに自分の少年の頃からの夢が叶いました。本当にありがとうございます。
神様、チームメイト、スタッフ、そしてサポーターの皆様なしには、この夢を実現できませんでしたし、このニュースをアルビレックスファミリーの皆さんと共有でき、心から嬉しく思っています。
2022FIFAワールドカップ期間中も皆様からの応援を楽しみにしています」
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