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日本大敗、突き付けられた現実。マンC・長谷川唯「引いた位置からの攻撃が課題に」。なでしこジャパン、イングランドに0-4

イングランド戦で先発した日本女子代表の長谷川唯。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

3バックでチャンレンジ、しかし岩渕真奈が孤立。

[親善試合] 日本女子代表 0-4 イングランド女子代表/2022年11月11日20:00 (日本時間12日4:00)/ピナタール・アレーナ(スペイン)

 サッカー日本女子代表(なでしこジャパン)がヨーロッパツアー初戦、イングランド女子代表に0-4で敗れた。

 日本のスタメンは、GK山下杏也加、DF清水梨紗、南萌華、熊谷紗希、三宅史織、MF長野風花、宮澤ひなた、遠藤純、長谷川唯、杉田妃和、FW岩渕真奈。欧州組を中心にWEリーグ勢も加わる陣容で、今年のUEFA欧州女子選手権の女王に挑んだ。

 しかし38分にレイチェル・ダリーに先制点を決められると、53分にも追加点を奪われる。日本は58分に岩渕から田中美南、70分に三宅から宝田沙織、71分に宮澤から藤野あおばに交代。しかし77分、90分とさらに追加点を決められて、0-4で敗れた。

 マンチェスター・シティに所属する長谷川唯は「ニュージーランドやナイジェリアと対戦した時に上手くいったことが、相手の強度が上がって守備のところで特にハマらないことが多いなと感じました。準備や試す段階だからこそ今回3バックでやり続けた部分がありますが、本番に向けて、ここに4バックなどのオプションが入ればまた違ってくるかなと思います」と、今回のチャンレンジの意味を語った。

「それでもここまで失点したことは本当に良くないですし残念ですが、この結果を受け止めて、3バックでの経験を次につなげていかなければならないです。相手が強いとどうしてもウイングバックが下がってしまい、インサイドの自分や(宮澤)ひなたも下がって、5-4-1のような形になってしまう。そういう場面が多かったので、ブチさん(岩渕真奈)が上手く時間を作ってくれても前に出て行くというよりマイボールにするだけになってしまうシーンが多かったです。

 3バックでボールを持てると前や中に人数が多くてコンビネーションを作りやすいメリットはありますが、相手が強い時に引いた位置からの攻撃の仕方が課題で、そこは前回の試合では出なかった課題だと思います」

 そのように守備に人数を掛けられる3バックのメリットと課題を挙げた。

「自分たち主導でボールを持てたらいい位置に立てるのはメリットなので、そこのバランスを取っていきたいです」

 長谷川はそのように、ヨーロッパ・チャンピオンに敗れた現実を受け止め、その対抗策を模索していた。

[写真・取材:早草紀子]

日本女子代表のイレブン。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
突破を試みる日本の長谷川唯(14番)。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

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