元磐田ルイス・フェリペ・スコラーリ監督が引退発表。74歳、ブラジル代表を率いて日韓W杯優勝
日韓W杯での(左から)ロベルト・カルロス、スコラーリ監督、リバウド、ロナウジーニョ。(Photo by Gunnar Berning/Bongarts/Getty Images)
「監督人生を勝利で飾りたかった。最高の1勝に」。アトレチコ・パラナエンセでキャリアを終える。
Jリーグのジュビロ磐田やブラジル代表などを率いてきたブラジル人のルイス・フェリペ・スコラーリ監督(Luiz Felipe Scolari)が11月14日、13日に行われたアトレチコ・パラナエンセの2022シーズンラストマッチを最後に監督業を引退すると発表した。
13日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)前最後の試合となったボタフォゴFR戦、アトレチコPRは3-0で勝利。74歳のスコラーリ監督は「サッカー監督の人生を勝利で飾りたかった。今日は私がアトレチコを率いてきたなかでも、最高のゲームの一つでした」と名将にふさわしく、力強い言葉で締めくくっている。
スコラーリ監督は1982年のセントロ・スポルチーヴォ・アラゴアーノを皮切りに監督のキャリアをスタート。97年には磐田を率いて、その後の黄金時代へとつなげた。また2002年の日韓ワールドカップでは、ブラジル代表を率いて優勝を果たした。
2012年から14年まで再びセレソンを率いて、その後は中国1部の広州恒大でも戦い、ACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)で日本勢とも対峙した。
Jリーグ復帰の噂も何度か出ていたが2018年からは母国のクラブチームで監督を務めてきた。そして今季はアトレチコPRをコパ・リベルタドーレスのグループステージからの出場権を得られる6位でフィニッシュし、監督のキャリアを終えた。今後はテクニカル・ダイレクターを務めるということだ。
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