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移籍金43億円!ユベントスが冨安健洋の獲得に照準「日本のカリスマで新たなリーダー」。アーセナルとは2025年まで契約しているが…

冨安健洋。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ドイツ撃破の立役者の一人、来年の夏に目指す!? 現実味は…。

 イタリア・セリエAのユベントスFCが2023年夏、イングランド・プレミアリーグ アーセナルFCに所属する日本代表DF冨安健洋の獲得に向けて「ターゲットを絞った」という。イタリアのサッカー移籍専門メディア『カルチョ・メルカート』が11月25日に報じた。

 ユベントスは現在、SSCナポリ、ACミランに続いてリーグ3位。しかし首位から10ポイント差をつけられている。またUEFAチャンピオンズリーグもグルプステージ3位に終わり、ヨーロッパリーグ(EL)に回っている。

 セリエA5連覇を達成したあとの2年間の休養を経て復帰したマッシミリアーノ・アッレグリ監督のもと、ユーベは覇権奪回に向けて、守備のテコ入れに着手しディフェンダーをリサーチ。イタリアのボローニャFCでも実績ある冨安が浮上したという。獲得に向けて3000万ユーロ(約43億円)を用意しているそうだ。

 同メディアでは、来年夏の移籍マーケットで、「(日本がドイツに勝利した)水曜日の主人公となったプレーヤーを狙っている」「かつてボローニャで活躍し、今はプレミアリーグのアーセナルで主役の座を掴んだ。カタール・ワールドカップ初戦でドイツを破るサプライズを演出した日本代表の、技術があり、カリスマも備えた新たなリーダー的な存在」と、冨安を評している。

 そのうえで冨安がサイドバックにも対応できる「柔軟性」をもあることから、ターゲットにしているということだ。

 とはいえ冨安が、アーセナルでの充実した日々を、例えもしもユーべなどが支払えたとしても、金銭的な条件などを優先して離れるとは考え難い。あるいは、全てを上回る魅力を感じていれば、話は変わってくるかもしれないが――。

 何よりミケル・アルテタ監督のもと、同世代のチームメイトたちとともに、チーム全体で進化を遂げているアーセナルが、冨安を簡単に手放すとも思えない。ただ、こうして24歳のクレバーかつテクニカルな屈強ディフェンダーは、メガクラブの中でも、注目株となっている。

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