【決勝T│データ検証】ベルギーのシュート数3位、日本の枠内シュート29位
セネガル戦のゴールシーン。乾、再び決めたい! 写真:新井賢一/(C)Kenichi ARAI
2倍近く上回る「タックル数」を生かせ!
[ロシアW杯 ラウンド16] 日本 – ベルギー/2018年7月3日午前3時(日本時間)/ロストフ・アレーナ
FIFAワールドカップ・ロシア大会決勝トーナメント1回戦で対戦する日本代表とベルギー代表のグループリーグ3試合のデータを比較検証する。
タックル数は日本が32回で、ベルギーの17回を大幅に上回っている。グループリーグで日本が見せた球際への執着を貫くことが、勝利には不可欠となってきそうだ。
ベルギーの特筆すべきはシュート数で、53本は全体の3位(1位ドイツ67本、2位ブラジル56本)。一方、日本の31本は23位。
枠内シュートでは、ベルギーの19本が6位。日本の11本は29位で、ベスト16進出チームの中でコロンビア(7本)、ロシア(9本)に次いで少ない。
もちろんシュート数がただ多ければいいというわけではない。とはいえ、チャンスの数に比例するものだ。
日本としては、高い位置からのプレッシングを怠らず、エースのルカクらまでボールを入れさせず焦らし、リズムを乱したい。一方でペースを握る時間を少しでも増やして、大迫勇也のキープ力を生かし、乾貴士や原口元気の仕掛けに懸けたい。グループリーグでも「チャンスのチャンス」は作れていただけに、そこから「チャンス」の数をもう少し増やし、シュートにつなげたい。
国際Aマッチの通算成績は、日本の2勝2分1敗、9得点5失点。2002年日韓W杯では2-2で引き分けている。
試合は日本時間7月3日(月)午前3時(現地7月2日21時)から行われる。FIFAランキングは日本が61位、ベルギーが3位。
日本とベルギーのデータは次の通り。
▼日本対ベルギー グループリーグ3試合のデータ
日本 ベルギー
勝 1 3
分 1 0
敗 1 0
ゴール 4点 9点
1試合平均得点1.3 3.0
失点 4点 2点
得失点差 0 +7
シュート数 31本 53本
枠内シュート 12本 22本
枠外シュート 11本 19本
ブロックS※ 8本 12本
CK 13本 16本
オフサイド 4回 5回
ファウル 28回 43回
警告 4回 5回
退場 0回 0回
※ブロックされたシュート
ボール支配率 56% 55%
パス成功率 86% 87%
パス本数 414本 299本
パス成功数 358本 250本
▼守備機会
タックル 32回 17回
ブロック 83回 52回
クリアー 10回 9回
文:サカノワ編集グループ