【浦和 ACL決勝】酒井宏樹が出場を“宣言”。6万人アウェーの一戦「勇気あるプレーをできた者がまた次の未来ある大きなステージに進める」
浦和の酒井宏樹。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)
負傷離脱から復帰、「強い覚悟を持ってここに来ました」。
[ACL決勝 第1戦] アル・ヒラル – 浦和 / 2023年4月29日20:30(日本時間30日2:30)/キング・ファハド国際スタジアム
AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)決勝・第1戦、アル・ヒラル(サウジアラビア1部)- 浦和レッズ(日本 / J1リーグ)が4月29日(日本時間26:30、30日2:30)からサウジアラビア・リヤドのキング・ファハド国際スタジアムで開催される。キャプテンの酒井宏樹とマチェイ・スコルジャ監督が試合前日の公式記者会見に臨み、クラブ公式サイトにその一問一答が掲載されている。
酒井は冒頭、次のように決意を示している。
「明日は決勝という素晴らしい舞台、そしてアルヒラルという素晴らしいチームと闘えることにすごく興奮しています。非常にタフな試合が待っています。僕らチーム一同決して崩れず、大きい一つのチームとなって相手に立ち向かっていきたいと思います。何よりこの遠いサウジアラビアに駆け付けてくれている700人近くの心強いファン・サポーターの方々に、良いパフォーマンスと結果をプレゼントしたいと思っています」
負傷により欠場の続いた酒井だが、自身の口から先発出場を示唆している。
「ケガから順調に回復し、どの程度回復したかは明日の試合でプレーしてみてというところでしょうか。強い覚悟を持ってここに来ましたし、準決勝のあとに述べたように、僕にとって非常に大きな大会です。必ず結果を勝ち獲りたい大会で、明日そういった強い気持ちを見せたいと思っています」
そのように、このACLファイナル初戦に照準を当てて、リハビリに努めてきたと明かしている。
また、このカタール・ワールドカップ(W杯)日本代表サイドバックに、「約6万人のアル・ヒラルサポーターが来場する。それは選手にとってポジティブか? それともネガティブか?」という質問も。レッズの背番号「2」は次のように答えている。
「6万人を超えるサポーターは私たちにとって脅威であり、非常にタフな試合が予想されます。その状況でできることをレッズの選手たちには幸せに思ってほしいですし、勇気あるプレーをできた者がまた次の未来ある大きなステージに進めると思います。僕自身も楽しみですし、チームの完成度を非常に楽しみにしています」
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アウェー大観衆のなかでプレーできるのもこのステージに進めた選手に与えられる“特権”の一つ。酒井はむしろそのシチュエーションでプレーできることを、心から楽しみにしていた。