「JPFAアワード」新設、日本プロサッカー選手会がMVPとベスト11を独自に表彰へ。吉田麻也会長「多くの方々を勇気づけられる存在でありたい」
カタールW杯、ドイツ代表から初勝利! 日本代表が歓喜に沸いた。(Photo by Robert Cianflone/Getty Images)
J1~J3と、海外組など含めた「JPFA」カテゴリーの4部門で。
一般社団法人 日本プロサッカー選手会(JPFA、吉田麻也会長[シャルケ04 、サッカー日本代表])は1月11日、同選手会所属のなかで活躍した選手を表彰する「JPFAアワード」を新設すると発表した。
JPFAアワードの新設は、より多くの方にプロサッカー選手を知ってもらい、シーズン開幕に向けた話題づくりの機会とすることを目的としている。
所属する選手が、J1、J3、J3各リーグの3カテゴリーと、リーグを問わず(海外組の同会所属選手を含む)選出する「JPFA」カテゴリーの合計4つのカテゴリーの「最優秀選手賞」(各1名/合計4名)と「ベストイレブン」(各11名/合計44名)の計48名を表彰する。
第1回の発表は1月18日に行う予定だ。
会長であるカタール・ワールドカップ(W杯)で日本代表のキャプテンを務めた吉田は、次のようにこの賞を創設した意図を語っている。
「この度、日本プロサッカー選手会では、選手会独自に年間の最優秀選手賞、ベストイレブンを表彰する『JPFAアワード』を新設することを決定しました。
『JPFAアワード』は、所属試合数やカテゴリーに関係なく、選手が選手を選ぶ新しい視点での表彰となります。賞の設立にあたって多大なるご協力をいただいた、日本サッカー協会、Jリーグをはじめとする関係各所の皆さまには、この場を借りて御礼申し上げます。
さて、今年行われたFIFAワールドカップでは、日本中の皆さんに応援いただき、大きな力で後押しをいただいて、優勝経験国のドイツやスペインに勝利し、グループステージを突破することができました。多大な応援をいただいただけでなく、日本代表の活躍を見て勇気をもらった、元気になった、という嬉しい感想をいただき、非常にうれしく思います。
『JPFAアワード』は選手間で投票して受賞者を決定する賞となります。この賞の設立をきっかけに、今まで以上に選手同士で切磋琢磨し、より高いレベルを目指し、これからも、自分たちのプレーで一人でも多くの方に笑顔になっていただき、プロサッカー選手が多くの方々を勇気づけられる存在でありたいと思います。
Jリーグは2022シーズンが終わり、新たなシーズンに向けて準備が進められています。ヨーロッパをはじめとする海外では、リーグ戦が再開し、所属クラブでの戦いがすでに始まっている選手たちもいます。ヨーロッパのシーズンの後半、そして、新たに始まるJリーグのシーズンに、引き続き多くの方にご注目いただき、日本サッカー界全体で、日本のサッカーをますます盛り上げていきましょう」