『Apple TV』がサッカー放映権に参戦。プレミアリーグに入札か
「Apple TV」がプレミアリーグに参戦!?(2019年のEUROJAPAN CUP 2019より)写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
2026年W杯を見据えてMLSと10年契約、試合のライブ配信を展開へ。
『Apple TV』(アップルTV)が、サッカー放映権の入札に参戦する準備をしているという。イギリスの老舗タブロイド『デイリー・メール』が1月14日に報じた。
アップル社が運営する『Apple TV』はこのほど、メジャーリーグサッカー(MLS)と10年間の放映権の締結。2026年のアメリカ・カナダ・メキシコによる北米3か国共催ワールドカップ(W杯)を見据えてのものだが、これからサッカーのライブ配信を展開していくということだ。
また『The War for Football』という欧州スーパーリーグに関するドキュメンタリーも制作。ヨーロッパサッカー、そしてプレミアリーグの市場に踏み出そうとしていると見ている。
そして同メディアは「『Apple TV』がプレミアリーグの次のイギリスでのテレビ放送権の入札をする準備を進めている」というのだ。現在の同リーグの放映権は、『Sky Sports』『BT Sport』が2025年まで3年契約を結んでいて、今後の新たな契約について、今年中にも交渉が開始される予定だと伝える。そこにアップルが加わるかもしれないというのだ。またチェルシーFCを共同購入した富豪のトッド・ボーリー氏らは、プレミアリーグの価値はまだ「低い」と見ているそうで、こうした動きを歓迎しているとのことだ。
『デイリー・メール』は、「『Apple TV』はプレミアリーグの国内テレビ放映権の次の入札に向けて準備しており、実現すればイギリスでのトップリーグの放送方法を一変させるだろう」と報じている。果たして、いきなりプレミアリーグの放映権を目指しているのか、まだ噂の領域である印象は受ける。いずれにせよ、巨大なアップル社がサッカーメディア界に着目し、新たなうねりをもたらそうとしているのは間違いないようだ。