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【独メディア】キーマンに「原口」、「デ・ブルイネ」を挙げる

大衆紙『ビルド』の電子版は、「今日ベルギー対日本 すべてはデ・ブルイネに懸かっている」とタイトルを立てて、この一戦の見どころを伝えている。(写真はスクリーンショット)

「10分間、より多く息ができる」と『キッカー』誌。W杯日本対ベルギー戦で。

[ロシアW杯 ラウンド16] 日本 – ベルギー/2018年7月2日(日本時間3日午前3時)/ロストフ・ナ・ドヌ

 FIFAワールドカップ・ロシア大会ラウンド16(決勝トーナメント1回戦)、日本代表対ベルギー代表戦が日本時間の7月3日午前3時にキックオフを迎える。

 すでにドイツ代表の敗退により、ドイツメディアはバイエルン・ミュンヘンのニコ・コバチ新監督の就任記者会見の模様などを大々的に伝えている。

 ただ、W杯での日本対ベルギー戦は、多くのブンデスリーガに在籍した選手がいるだけに、関心度もまずまず高いようだ。

 サッカー専門誌『キッカー』電子版は連日、西野朗監督のコメントを取り上げていて、その話しぶりや言葉遣いに興味を引かれているようだ。今回の一戦を前に、『西野、ベルギー戦では10分間より多く息ができる』と題し、指揮官の「ポーランド戦、最後の10分間走る量が少なかったので、その分、この一戦で走れる」というコメントを紹介。「つまり10分間、より多く息ができるということ。特にハノーファーに加入するゲンキ・ハラグチにとってはそれを生かすべき課題が待ち受ける。エデン・アザールを警戒して抑えながら、前線でアクセントを加えたい」と、原口元気を日本のキーマンに挙げていた。延長戦をも視野に入れた物言いか!?

 また大衆紙『ビルド』電子版は、「今日ベルギー対日本/デ・ブルイネに全てが懸かっている」と、ヴェルダー・ブレーメンとVflヴォルフスブルクに在籍した経験のある現マンチェスター・シティの司令塔に注目している。

「デ・ブルイネはベルギー代表のロベルト・マルティネス監督(スペイン人)が半年間無敗であっったにも関わらず批判していた――スペインの3-4-2-1は”守備的”だと。そしてマルティネスはデ・ブルイネを中央の司令塔に置く3-4-3に固定。指揮官は言った『彼は試合を決定づけられる選手だ』と」

 そのようにチームの背景を伝えるとともに、同僚のドリース・メルテンスの「彼はより奥深く思慮的にプレーできる。このW杯でその才能はさらに磨かれるだろうね」というコメントを紹介。6月28日に27歳の誕生日を迎えたデ・ブルイネのベルギー代表での存在の大きさを、そのようにレポートしている。

 一方、長谷部誠の「日本は一度もベスト8に入ったことがなく、その偉業を遂げるチャンス」というコメントも掲載。ただ、小見出しでは「タイトルを狙うベルギーにとって、日本戦は通過点にすぎない!」と、”ベルギー勝利”を予想しているようだ。

 FIFAランキングはベルギーが3位、日本が61位。ベルギー勝利の予想が妥当なのは間違いないが……。果たして結果は――。

構成:サカノワ編集グループ

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