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イスコがメディカルチェック後に破談「誰も想像せず」「互いが非難し合っている」。ウニオン・ベルリン入りならず

セビージャでのイスコ。(Photo by Fran Santiago/Getty Images)

クラブOB「グロスかネットの違いだったのでは」。

 スペイン1部セビージャFCを12月に退団しフリートランスファーとなっていた元スペイン代表FWイスコ(ISCO)が1月31日、ドイツ・ブンデスリーガ1部ウニオン・ベルリンに加入することで合意し、現地でメディカルチェックを受けてパスしたものの、まさかそのあと破談したという。

 ウニオンはインサイドハーフを主戦場にしてきた原口元気がVfBシュツットガルトへ完全移籍し、さらにアンドラス・シェーファーが負傷し長期離脱の可能性が浮上。ウニオンは現在リーグ2位で、UEFAヨーロッパリーグ(EL)を含め連戦を控えるなか、イスコに白羽の矢を立てて交渉。複数クラブが獲得を目指してたなか、元スペイン代表アタッカーは初のスペイン国外でのプレーを決めた、はずだった。

 ところがメディカルチェックをパスしたあと、契約書にサインする段階になって、両者の行き違いが発覚したということだ。

『ビルド』によると、ウニオンのマネジャーであるオリバー・ルナート氏は「イスコが一緒にいるのを見たかったが、私たちにも限界がある。これまでの合意が反故になり、今日を過ぎたため、移籍は実現しませんでした」と語ったという。また、クラブOBのトルステン・マトゥシュカ氏は、「(サラリーの)グロスとネットの問題だったのではないだろうか」と、総額か税金や手数料を差し引いた額なのか、その解釈で問題があったのではないかと指摘している。

 同メディアは「誰も想像しない展開となってしまった」「しかも互いが非難し合っている」と伝えている。

 元レアル・マドリードでスペイン代表としても活躍した30歳のイスコは、今季セビージャでは12試合(スタメン10試合)・2アシストを記録している。

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