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イスコ、ベイルの退団決定。久保建英のレアル・マドリード復帰は…

レアル・マドリードでの久保建英。(Photo by Adam Pretty/Bongarts/Getty Images)

現地メディア、アンチェロッティのもとでは「居場所がない」。

  スペイン1部レアル・マドリードは6月1日、スペイン代表MFイスコ、ウェールズ代表MFガレス・ベイルが2021-22シーズン限りで退団すると発表した。

 ウイングや攻撃的ミッドフィルダーに対応できる二人の退団により、クラブは新たなタレントを必要とすることになる。パリ・サンジェルマン残留を決断したキリアン・ムバッペの獲得失敗で、クラブは補強策の軌道修正を強いられる。

 一部報道では、マンチェスター・シティのイングランド代表ウイングのラヒーム・スターリングの獲得を検討していると言われる。スターリングはUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の優勝を自身の目標にしているという。

 さらにアーセナルFCも、スターリングに興味を示しているそうだ。

 また、イスコはトップ下、ベイルは右MFが主戦場であった。利き足が異なるもののポジション的には、レアル・マドリードからRCDマジョルカに期限付き移籍していた久保建英が合致する。

 しかし、これまでのところ、非EU圏外の外国籍選手の3枠が相変わらず埋まっていて、申請中と言われるヴィニシウスのスペイン国籍取得がいまだ先行き不透明なまま。久保のレアル復帰の“必須条件”が、この重要な時を迎えても、結局クリアされずにいる。

 また『エル・デスマルケ』は6月1日、レアル・マドリードが保有元であるレンタル組をはじめとする注目選手たちの動向予測を特集。久保については「アンチェロッティのチームでは居場所がない」として、来季も新天地を求めることになると報じている。同じくボルシア・ドルトムントにレンタル移籍しているブラジル人FWヘイニエルとともに、いずれにせよ非EU圏外の枠が空いていないため復帰は無理だということだ。

 ヴィニシウス、ロドリゴ、エデル・ミリトンと、ブラジル代表のタレントたちがその枠を占めていて、しかもチームに欠かせない存在として活躍している。“レンタル”という立場であるがためのメリットもあれば厳しさも味わってきた久保だが、スペインに渡り4シーズン目、果たしてどのような選択をするのか。本当にレアル・マドリード復帰の芽はないのか。マジョルカは再オファー、さらには完全移籍での獲得も考えていると言われてきたが……。

 久保は日本代表の一員として、6月2日のパラグアイ代表戦から始まるキリンチャレンジカップ&キリンカップの4連戦に挑む。

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