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【日本代表】三笘薫が内田篤人から「嫌いにならないで…」。W杯後初のメディア出演、「ミトマの1ミリ」「最後の号泣」について語る

三笘薫。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

『報道ステーション』でオンラインのインタビューに応じる。

 カタール・ワールドカップ(W杯)で脚光を浴びたサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)のFW三笘薫が2月8日、『報道ステーション』に出演して、元日本代表の内田篤人氏とのオンラインによるインタビューに応じた。

 イングランドのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCでプレーする三笘は、取材日がオフだったという。内田氏は冒頭、「現役時代、オフの日に取材を受けるのが一番嫌いでした。すいません。嫌いにならないでください!」と頭を下げた。すると三笘は笑って「大丈夫ですよ、全然!」と答えた。

 世界最高峰のプレミアリーグでプレー。そこで目下FAカップを含め、公式戦3試合連続ゴール中と活躍している。

 その三笘がカタールW杯後、メディアに出演するのは初めて。すぐイングランドに渡った理由について問われると、「すぐプレミアリーグの試合(12月末には再開)があり、心身的にもリカバリーするため休みを重視しました。(メディアに)出ても良かったかなとも思いますが、結果的には今となっては良かったです」と語った。

 そしてカタールW杯グループステージ第3戦で話題を集めた「ミトマの1ミリ」。田中碧の決勝ゴールをアシストしたゴールラインぎりぎりで上げたクロスのシーンについて、三笘は次のように語った。

「あんなに話題になるとは思ってもみませんでした。僕も1ミリのところで得点しようと考えているわけではありませんから(笑)。たまたまそうなっただけで、それがストーリー化されているのは、少し嬉しい反面、チーム全体としてあそこまで運んだわけで、僕だけにフォーカスを当たるのはちょっと違うなという思いもしました。でも喜びたい気持ちもあり、難しいところですね」

 そして決勝トーナメント1回戦、クロアチア戦ではPK戦のキッカーとして失敗。試合後には号泣する三笘がいた。

 内田氏から「クールな印象がありますが、試合後、かなり号泣されていましたね」と振られると、25歳のサイドアタッカーは次のように語った。

「グループステージ1位で突破し、あれだけ日本の皆さんが盛り上がって、これだけ人の心を動かせるのはワールドカップでしかできないことだと感じています。直接的に自分が関わって敗退させてしまったところで、もう1つ勝てれば歴史が変わったわけで、責任はすごく感じました。(号泣について)僕自身もあとから見たら、ちょっと泣きすぎたなと思いました(笑)。でも悔しさはもちろんありました」

 そして内田氏は「次のワールドカップに向けて、3月からまた代表の試合が始まります」と、第2次森保政権のスタートについて決意を聞いた。

 三笘は真剣な眼差しで次のように言った。

「スタメンで使われる選手にならないといけない。クラブで結果を残し続けて代表に行った時に、『こいつを中心でやらせないといけない』と思わせられるようになりたい。毎日コツコツと積み重ねて成長していって、前回大会よりも中心的な存在になって、(本大会へ)導ければと思います」

 ブライトンでも見せるような“エース級”の活躍が、スーパーサブとしての起用が続いた日本代表でも期待される!

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