×

【移籍情報】バルセロナが久保建英の獲得へ本格調査「契約状況を仲介人に照会」

久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

「チャビは久保との契約が、チーム状況を根本的に変え、ファンを興奮させるチームの仕上げになるのは明らかだと考えている」

 スペイン1部FCバルセロナが、同リーグのレアル・ソシエダに所属している日本代表MF久保建英(KUBO Takefusa)の獲得へ具体的に検討を開始したという。設定されている移籍金などの条件、さらにレアル・マドリードからの“許可”条項など、まず状況を把握している。

 スペインメディア『アス』は2月22日、「バルサがクボに注目」と題し、「チャビ監督は久保建英を気に入っていて、チームに迎え入れたいと考えている」と報じた。その「監督の思いが通じて」、バルサのテクニカル部門が、レアル・ソシエダとの契約状況、レアル・マドリードとのつながりなど、仲介人に相談。そのうえで「この困難な移籍作業を実現するために進められるかどうか」判断材料を得ているというのだ。

 レアル・マドリードは約600万ユーロ(8億5000万円)でレアル・ソシエダに売却。白い巨人が50パーセントの保有権を持ち、次回、他クラブへ移籍した際には半分の移籍金を得られるという条項が含まれる。さらにその前にレアル・マドリードに交渉の優先権も与えられているとされる。

 今回の記事でも、久保には現在6000万ユーロ(約85億円)の契約解除金が設定されていて、もしもその額で移籍が実現した場合、レアル・マドリードは3000万ユーロ(約42億5000万円)を得られるということが説明されている。

 そしてレアル・マドリードは今のところ、喫緊に久保を買い戻そうとする動きを見せておらず、他に優先すべき案件に取り組んでいる。一方、バルサは、久保こそがスタイルに合致するタレントだと評価しているそうだ。

「素晴らしい補強になると確信し、チームのプレースタイルにぴったりフィットするのは間違いないだろうと考えている。チャビは以前から彼のことを気に入っていたため、獲得の可能性があれば試したいと希望した。バルサのアカデミーにいた時から、彼は違いを作り出せる選手だと思っていたのだ」

 とはいえ、「チャビは獲得を望んでいるが、障害は多々あり、乗り越えるのは簡単ではない」と指摘している。何より資金面でバルサは問題を抱えているため、「実現するためには中心選手を売却しなければならない」と見ている。

「いずれにせよ、この作戦はまだ初期段階で、成功を収めることは簡単ではない。チャビは久保との契約が、チーム状況を根本的に変え、ファンを興奮させるチームの仕上げになるのは明らかだと考えている」

 どこまでが本当なのか、信憑性もやや低いものの、久保のバルサ復帰という「話題」がこうして出てきただけでも一歩と言える。

 10歳からバルセロナの育成組織(カンテラ)でプレーし将来を嘱望された久保だが、FIFA(国際サッカー連盟)の18歳未満の海外移籍に関するルール規定の徹底により、13歳で日本への帰国を余儀なくされた。そしてFC東京を経て、2018年夏、ちょうどバルサの経営不振が明らかになりつつあったなか、最大限の誠意を示して条件を提示したレアル・マドリード行きを果たした。

 今季レアル・ソシエダに完全移籍で加わった久保がこのまま八面六臂の活躍を続ければ、改めてこの話題が注目を集めていくに違いない。もちろんレアル・マドリード復帰を期待しているファンも少なくない。

 何より今、21歳のレフティはラ・レアルでプロキャリアで一番充実した時を過ごしている。現在はリーグ3位で、このまま行けば、来季、自身初のUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権も得られる。

Ads

Ads