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Jリーグ観戦の課題、ホリエモン「スタジアムには見えない『結界』がある。行くには気合いが必要」

堀江貴文氏。 (Photo by Koichi Kamoshida/Getty Images)

「経営とともに大切なのは、地元の人に愛されること」。岡田武史氏との対談のなかで。

 実業家の堀江貴文氏がこのほど、FC今治のオーナーである元日本代表監督の岡田武史氏と対談し、その模様がユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で公開されている。そのなかで来年9月開業予定であるV・ファーレン長崎の新ホームスタジアムとなる『長崎スタジアムシティ』の建設現場も訪れた堀江氏が、日本全般のスタジアムの課題について語った。

 堀江氏はまず、一般の人が初めての時などスタジアムへ向かうには、そこに「見えない『結界』」があり、それを乗り越えるのに「気合い」が必要だと語る。その“壁”をサッカー関係者は、あまり分かっていないのではないかと指摘した。

「スタジアムには見えない『結界』があると、僕はよく言うんです。まず前提として、プロスポーツをやっている人たちの意識として、それ(『結界』)がある、と思っている人がいないんですよね」

 堀江氏はスタジアムへ行くには「気合い」がいると語る。

「スタジアムって、普通の人は気軽に入っていけない。なんかスタジアムに行くこと自体、『行くぞ!』って、こう気合いが必要なんです。普段行かないところへ行くというのはありますが、あまり寄り付けないんです。ちょっと試合を見に行くか、とはいかず、気合いを入れないといけない」

「普段行っているところで、例えば公園のように柵がないというのはすごく重要。また、サッカーのホームゲームは年間でも少ない。それ以外の普段使いでできる施設もありつつ、気軽に入れる雰囲気づくりは非常に大事だと思います」

 そういった点で、長崎の新スタジアムは、ジャパネットグループが専用球技場を中心に、アリーナ、オフィス、商業施設、ホテルなどの施設を民間主導で開発していて、スタジアムの「普段使い」を意識しているところを評価。堀江氏は「経営的なこともありますが、地元の人にどれだけ愛されるか、ということも大切」と強調する。

 また熱狂的なサポーターが数多くいるのを前提に、堀江氏が常々訴えているのは、富裕層向けのサービスの充実だ。例えば「その地元の名士などがスタジアムに『部屋』を持つこと」と、VIP用の観覧席などを設け、彼らにステータスを持たせることも重要だと訴えた。

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 対談したFC今治の岡田武史氏は、今治里山スタジアムにそういったVIPルーム(里山ボックス)を設置。とても人気を博していると、堀江氏の考えに頷いていた。

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