全国民が確定申告。河野太郎氏の「年末調整廃止」案に、ホリエモン「マトモなことを言っているのに叩かれるのはどうしたものか」と解説
堀江貴文さん。(C)SAKANOWA
副業増加の時代の流れも関係。フランスでは、オンラインでいくつかの質問に答える方式。
自民党総裁選に出馬表明している河野太郎氏がこのほど、年末調整を廃止し、全国民が確定申告を行うための仕組みを準備したいと公約の一つに掲げた。それでは税務署も国民も負担が増えるのでは……という声が挙がっているが、実業家のホリエモンこと堀江貴文氏は9月6日、自身のユーチューブ『ホリエモンチャンネル』でこの件を取り上げ、「すべてオンラインでできる。副業が増えている時代の流れもある」と詳しく解説した。
「サラリーマンにとっては『面倒くさい』というクレームの嵐だそうです。そもそもマイナンバーに反対している人はみんなバカ。法律で成立しているので、皆さん生まれてきたら日本国民全員にマイナンバーが付与されます。カードを持つ、持たないは関係なく、カードを持っていればより便利ですよという話です」
まず、その前提を話したうえで、堀江氏はフランスなどでもオンラインによる確定申告が行われていると説明した。
「河野さんはデジタル担当大臣として、当たり前のことを言っているにすぎません。マイナポータルはまだ使い勝手がよくないので、そこは河野さんが良くしてくれると思います。フランスでは(オンラインで)何個かの質問に答えるだけで確定申告できます。日本も、ちょっと面倒くさいみたいですが、マイナポータルから確定申告できます。窓口に行く必要がないので、(税務署が)パンクすることはありません」
今後実施されるようになれば、タレントなどを活用した分かりやすい解説動画などが公開されるだろうと予測。「タレントではありませんが、私が解説番組に出てもいいですよ」とも呼び掛けた。
「オンラインで全て完結するようになります。最近副業が増えてきているので、確定申告しなければいけない人は結構多いと思います。そういった世の中の流れも関係しています。さらに簡単になっていくでしょう。オンラインでやれば、税金が安くなる、ポイントがつく、というふうにすれば、紙で申告する人はいなくなるはずです」
堀江氏は「政策でマトモなことを言っているのに叩かれるのはどうしたものか、という話をしたかったです」と、電子化の流れの中で、ある意味、そういった仕組みが”入口”となって、さらにいろいろな展開が待っていると見ていた。
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河野氏は湘南ベルマーレの元取締役社長。これまでも外交の席などで、湘南やサッカーについて話題を出すことがしばしばあった。