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「香川真司が成功したように」鎌田大地の獲得へ、ドルトムント強化責任者が寄せる大きな期待

鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「興味を持っている一人」。来夏移籍に向けた「合意」はまだ!?

 ドイツ・ブンデスリーガ1部ボルシア・ドルトムントが2023-24シーズンに向けて、アイントラハト・フランクフルトの日本代表MF鎌田大地(KAMADA Daichi)をフリートランスファーで獲得しようとしている。一部では「口頭合意」したと噂されている。そうしたなかドルトムントのスポーツダイレクターを務めるセバスティアン・ケール氏は、かつて自身がともに一緒にプレーした香川真司(現・セレッソ大阪)の名前を挙げて、日本人選手が再びBVBで活躍する日を思い描いている“プラン”を口にしている。

『90Min』によると、すでに鎌田について“お気に入り”であると明かしていたケール氏が『ZDF』のテレビ放送でこの件について問われると、「興味を持っている選手の一人です。かつて私たちは日本人選手の香川真司が在籍し、その時代、成功を収めることができました」と、“Shinji KAGAWA”の名前を挙げている。

 香川は2010年から12年、14年から19年までドルトムントに在籍。ユルゲン・クロップ監督(現・リバプール)のもと加入1年目から衝撃的な活躍を見せて、リーグ連覇、2冠獲得に貢献。復帰後はトーマス・トゥヘル体制下で、DFBカップ制覇も果たした。

 DF出身のケール氏は香川と元チームメイトでもある。ドルトムントが再び黄金期を築くため、今度はカマダの力を欲している――。

 ただし、この『ZDF』の取材時、具体的に鎌田の名前は挙げていない。合意報道について問われたケール氏は、「もしも何か報告することがあれば、クラブから発表します」とコメントを控えている。

『フランクフルト・ランドシャウ』によると、鎌田にはドルトムントから5年契約、年俸600万ユーロ(約8億6000万円)の大型オファーが届いているという。2022-23シーズンまでフランクフルトと契約を結んでいて、その後、フリートランスファーになることが確実視されている。

 一方、トッテナム・ホットスパーFC、マンチェスター・ユナイテッド、エバートンFCなどイングランド・プレミアリーグの複数クラブも獲得を検討している。

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