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【U-20アジア杯】まさか中国がサウジアラビアに勝利で混戦。2連勝の日本“優位”だが侮れず

松木玖生。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

全チームに突破のチャンス、U-20W杯出場権を懸けた準々決勝の大一番で日韓戦の可能性も。

 インドネシアU-20ワールドカップ(W杯)のアジア最終予選となるAFC・ウズベキスタンU-20アジアカップのグループステージ(GS)第2戦、U-20中国代表がU-20サウジアラビアに2-0の勝利を収めた。このグループで日本の最大のライバルと見られたサウジが、日本との最終戦を前にまさかの敗戦を喫した。

 グループDは、1位・日本2勝(5得点・1失点)で1位、2位・中国1勝1敗(3得点・2失点)、3位・サウジアラビア1勝・1敗(1得点・2失点)、4位キルギス2敗(0得点・4失点)。

 初戦の日本戦で1-2の敗戦を喫した中国だが、この勝利によりベスト8進出への可能性を大きく広げた。

 スコアレスで迎えた61分、ハーフタイムを挟んでピッチに立ったムタリフ・イミンカリが決めて、中国に先制点をもたらす。

 2連勝するためには2点が必要になったサウジアラビアが前掛かりになると、中国は6分後にカウンターからシュ・ビンが2点目を奪取! そのまま無失点で逃げ切り、グループ2位に立った。

 GS最終節は日本時間9日21時から行われ、サウジアラビアは日本、中国はキルギスと対戦する。日本は引き分け以上で文句なしのベスト8進出。敗れた場合でも、得失点差が「+4」とリードしているため、中国は大量点が条件に。

 またこの大会は4チームにU-20W杯の出場権が与えられるため、決勝トーナメント1回戦となる準々決勝のカードが最も重要になる。日本は韓国と対戦する可能性もある。

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