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ルヴァン杯初戦初ゴール、松村優太が語っていた2023シーズンの決意「“鹿島歴”4年目だと上のほう。勝たせる選手に」

鹿島の松村優太。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「自分が中心になっていこうという自覚はあります」

[J1 4節] 鹿島 – 福岡/2023年3月12日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1鹿島アントラーズの松村優太が3月8日のルヴァンカップ・グループステージ(GS)初戦の柏レイソル戦で今季公式戦初先発を果たすと、22分、持ち味を発揮する重心の低い重戦車ばりの中央突破から豪快に先制ゴールを突き刺してみせた。ただ90分に細谷真大に決められ、結局試合は1-1でドローに。両チーム1ポイントを分け合った。

「今年はタイトルを獲ることができる選手が揃っていると思います。自分たち次第。そのなかで今までのシーズンとは違う、自分が中心になっていこうという自覚があります」

 開幕前、松村はそのように2023年の目標を語っていた。

「もちろんこのチームで活躍することが大前提で、今年は(パリ)オリンピック予選など代表の活動も佳境を迎えます。そのサバイバルも頭の片隅に置きながら、去年はケガでなかなかできなかったので、1年通して戦うこと。そして結果を残していくこと。それが大事になっていきます」

 そのように来月22歳の誕生日を迎えるプロ4年目のアタッカーは、鹿島での自覚を口にしていた。

「鹿島の選手の顔ぶれを見ると、“鹿島歴”4年目だと割と中堅、けっこう上になってきます。なので、自分たちが勝たせる選手にならないと。荒木(遼太郎)も、染野(唯月)も、若い選手も多くいます。そのフレッシュな力を、もっと、チームに還元していきたいです」

 ちょうどチームがプレシーズンで勝てずにいた時だったが松村は「まず1点。そして勝利。そこで自分がいいキッカケを掴み、いいスタートを切りたいです」と語っていた。

 その“まず1点”はルヴァン杯初戦でクリアした。結果を残したことで、鹿島の流儀でいけば、チャンスが巡ってくるに違いない。リーグ連勝へ――12日のホームでのアビスパ福岡戦では、松村が勝利に導く活躍が期待される。

Posted by 塚越始

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