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【鹿島】新スタジアム計画、クラブハウス隣接へ!本気でサッカー世界一の街「KASHIMA」へ将来構想を発表

鹿島アントラーズのサポーター。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

創設30周年、小泉文明社長が新ビジョン。現在のクラブハウスも温浴施設やミーティング室を整備。将来的にはアカデミーに引き継ぐ。

 J1リーグ鹿島アントラーズを運営する株式会社鹿島アントラーズFCは10月1日、クラブ創設30周年「ビジョンKA41」に関するアップデート及び事業構想発表会見を行った。そのなかで今後10・20年先を見据え、小泉文明社長は、地域との連携をより深めアカデミー施設の充実に重点を置く一方、トップチームが活用するスタジアム新設について検討する「新スタジアム構想」を明かした。

 新スタジアムの詳細については、今後検討していく。5年後を目途に、その具体的な方針を決定したい意向だ。

 施設やその周辺施設を含めた、あらゆる面での複合施設を構想し、「スタジアムの完成に終わりは設けず、常に進化するプラットフォームとして建築。イベント開催も実施できる機能を有するなど、周辺開発も進めながら新たな街のシンボルとして利活用される施設を目指していく」という。

 一方、現在のクラブハウスは、2021年度中にリノベーションを実施。温浴施設、ミーティングルーム(撮影場所を兼ねたスペース)を増築し、トップチームの選手の環境改善を図る。また、スタジアムの将来構想に合わせ、将来的にはクラブハウスはスタジアム隣接地に新設することを計画していく。

 そして現在のスタジアムは鹿島のシンボルであり、もう一つの拠点として、地域で活用していく予定(一方、老朽化や3.11による影響も否めず、そういった面を考慮していく)。現在のクラブハウスはアカデミー(鹿島ユースなど)が活用する形を予定している。

 さらにはアカデミー専用グラウンドを新たに整備。育成組織の施設充実と強化を図る。今年9月にはふるさと納税型クラウドファンディングプロジェクト「アカデミーの未来をみんなで」を開始し着手中の建設費用の寄付を募り、2021年12月の完成を目指している。

 スタジアムに隣接するスポーツセンターや水の広場、芝生広場の利活用など再整備を進め、にぎわい創出のための周辺開発に着手。日々人が集い、交流し合えるような近隣住民や市民ニーズにあった開発を検討、水の広場と芝生広場は鹿嶋市と連携してイベント開催もできる会場へと整備を進めていく。

 他にも、アジア戦略、テクノロジーを駆使したファン体験、新たなコミュニティ創出(スタジアムの複合施設化)など、いくつもの施策が打ち出されている。

 アジアそして世界ナンバーワンを本気で目指すため、トップチームのみならず、アカデミーや地域との連携などあらゆる環境面で、アジアと世界に誇れる街「KASHIMA」を目指していく。

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[文:サカノワ編集グループ]

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