日本代表デビューの中村敬斗「自信がついた。この数分があるとないとで全然違う」。元ガンバのウインガー、28日は大阪でコロンビア戦
ウルグアイ戦で日本代表デビューを果たした中村敬斗(7番)。(Photo by Koji Watanabe/Getty Images)
「サッカーの世界は急速に進んでいる。その中で一歩ずつ進みながらできている感覚があります」
[キリンチャレンジ杯] 日本代表 1-1 ウルグアイ代表 /2023年3月24日19:30/国立競技場
2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ3か国共催のワールドカップ(W杯)に向けた森保一監督率いる“第2章”初戦「キリンチャレンジカップ2023」、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)対ウルグアイ代表戦、日本が横浜F・マリノスの西村拓真、ウルグアイがレアル・マドリードに所属するフェデリコ・バルベルデのゴールで、1-1のドローに終わった。
この試合、オーストリア1部LASKリンツに所属するFW中村敬斗(NAKAMURA Keito)が89分、三笘薫と交代出場して国際Aマッチデビューを果たした。
元ガンバ大阪の22歳のサイドアタッカーは、今季リーグ21試合・11得点・6アシスト、公式戦通算25試合・14得点・7アシストと大活躍。2019年のポーランドU-20W杯にも出場している有望株がついに代表での一歩を踏み出し、対峙するサイドバックへのプレスを怠らず、チームに再び推進力をもたらそうと前線にパワーをもたらした。
「(代表デビューは思ったより早かった?)早かったのではないでしょうか。サッカーの世界は本当に速い速度で進んでいて、それを肌で実感してきました。その中で僕自身としては、一歩ずつ進みながらできている感覚があります」
そしてアディショナルタイムを含めると数分間の出場ではあったが、大きな一歩だったと中村は語った。
「わずか2、3分でした。でもこの2、3分、試合に出られるかどうかで全然違います。ほんの少しでしたが、自信がつきました。それだけでも次のコロンビア戦に臨む気持ちが全く違ってきます」
またベンチにいる際、レアル・マドリードでプレーするフェデリコ・バルベルデのプレーを目の前で見る機会に。それも「世界のトップに少しでも近づけるように。バルベルデ選手は、こっち(ベンチサイド)のほうでプレーしていて、それを見ていてフィーリングも感じ取れました」と、ポジティブに受け止めていた。
全てが初めてだった日本代表戦、いろいろ驚きもした。試合前にはその独特の雰囲気を前に、中村は「チームメイトに『どうしたらいいですか』と聞いたら、『最初はそうだよ。気にせずやれればいいし、このあと大丈夫なるから』と言われました。実際、試合が始まると何も気にせずできました」と言う。
28日のコロンビア代表戦は、大阪での戦いに。多くのガンバサポーターも訪れるに違いない。成長した姿を見せる意味でも、中村の初ゴールを期待したい!