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バレンシアの10番が久保建英のビジャレアルに加入!

ビジャレアルがバレンシアの10番、ダニエル・パレホの加入を発表。(公式ツイッター @villarreal より)

EL制覇も狙える!? コクランに続いてパレホも補強。

 久保建英の加入が決まったビジャレアルCFが8月12日、バレンシアCFから、フランス人MFフランシス・コクランに続き、スペイン代表MFダニエル・パレホを完全移籍で獲得したと発表した。契約期間はコクランと同じく4年間。強豪のバレンシアの10番を背負ってきたスペイン代表経験もあるミッドフィルダーとあって、久保にとっては様々な面での模範的な存在となりそうだ。

 パレホは1989年4月16日生まれ、スペイン出身の31歳。182センチ。センターハーフをメインポジションとしていて、ビジャレアルの公式サイトでは、戦術眼に長け、周囲を引き出す連係面でも違いを見せつけ、セットプレーの精度も抜群であると紹介されている。

 レアル・マドリードの下部組織からトップチームに昇格したあとデビューを果たし、その後、イングランド・チャンピオンシップのクイーンズ・パーク・レンジャースFCへのローン移籍を経て、ヘタフェCF、そして9シーズンにわたってバレンシアでプレーしてきた。2018年にスペイン代表デビューを果たし(4試合出場)、バレンシアでは2018-19シーズンにスペイン国王杯制覇を成し遂げている。2019-20シーズンも「10番」をつけて、ラ・リーガ1部で35試合・8得点と中心選手として活躍している。

 パレホはビジャレアルのSNSの公式ツイッターにアップした動画で、「このビッグクラブの一員になれたことを心から嬉しく思っています。間もなくお会いしましょう」と、ファンに呼び掛けていた。

 まさに何かに引き付けられるように、19歳の久保と百戦錬磨の男がビジャレアルで「イエローサブマリン」のユニフォームを着て、ともに戦うこととなった。

 スペインメディア『マルカ』は、「ヨーロッパリーグを戦うのに十分な戦力」と期待を寄せる。コクラン、パレホとともに久保がどのような輝きを放つのか。ビジャレアルの強力な中盤は、プレシーズンから注目を集めそうだ。

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[文:サカノワ編集グループ]