三笘が112億円でアーセナル移籍!?しかし…元アストン・ヴィラFWは時期尚早と助言
三笘薫。写真:兼村竜介/(C)Ryusuke KANEMURA
ブライトンと自身のブランドを高めるのも選択肢に。
イングランド・プレミアリーグのアーセナルFCが、同リーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCに所属する日本代表FW三笘薫(MITOMA Kaoru)の獲得を検討していると噂されている。他にもリバプールFC、さらにはスペイン1部レアル・マドリードなど複数のメガクラブがこのウインガーに注目していると言われる。
しかし、そうしたなか『フットボール・インサイダー』で、元アストン・ヴィラのFWだったガブリエル・アグボンラホール氏が、三笘はより高いレベルで活躍できるレベルにはまだ到達していないと語ったという。『フットボール・ロンドン』がそのコメントを引用している。
「ミトマはブライトンではもちろん素晴らしい選手だ。ただ、だからトップクラブに行く、となると、それはちょっと違うのではないか。ステップアップしたからと言って上のレベルで活躍できなかった選手を、私たちはたくさん見てきたからね」
「良いシーズンを過ごしたからといって、(報じられている)6000万ポンド(約95億8000万円)や7000万ポンド(約112億円)で移籍しても、すぐに成功するとは限らない。ミトマはもう1シーズンブライトンでプレーして、次のレベルに行くべきか考えるべき。何しろブライトンは今最も上り調子のクラブなんだ」
そのようにアストン・ヴィラで13シーズンに渡ってプレーしたレジェンドは、ステップアップだけが全てではないと助言している。
岡崎慎司の所属したレスター・シティが2015-16シーズンに奇跡のプレミアリーグ制覇を果たしたのは、今なお記憶に新しい。2025年6月まで契約を結ぶ三笘がブライトンで戦い続け、クラブと自身のブランドを確立することも一つの選択肢に挙げている。
プレミアリーグ初挑戦の三笘は今季リーグ20試合・6得点・4アシスト、公式戦通算27試合・9得点・6アシストを記録している。
三笘もメンバーとして帯同している日本代表は28日に「キリンチャレンジカップ2023」、大阪のヨドコウ桜スタジアムで、コロンビア代表と対戦する。