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【鹿島1-2広島】ドウグラス・ヴィエイラ2発、2分間の逆転劇! 知念慶が先制点を決めたが…

広島のドウグラス・ヴィエイラ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

ホーム未勝利…試合後には鹿島サポーターからブーイングも。

[J1 6節] 鹿島 1–2 広島/2023年4月1日15:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ6節、サンフレッチェ広島が途中出場のドウグラス・ヴィエイラの2ゴールで、鹿島アントラーズに2-1の勝利を収めた。鹿島は知念慶が強力なジャンプヘッドで先制点を決めたものの、今季ホーム初勝利はまたもお預けとなった。

 前半から両チームともに低調な内容に。広島はCFナッシム・ベン・カリファが、鹿島の昌子源&植田直通のセンターバックの壁に苦しみ、ボールをなかなか収められず。チームとしての「基準点」を作れない。

 一方、鹿島は攻め急がないことを意識しすぎるのか、攻撃のスイッチが入らない。膠着状態になるなか、時間が過ぎていく。

 そして後半、ホームチームは垣田裕暉を最前線に投入。鈴木優磨がやや下がり気味に入る2トップを組む。そして知念慶が2列目に入る。

 すると敵陣でフリーキックを獲得。69分、樋口雄太のキックを知念がジャンプヘッドで合わせて、ゴールネットを揺らした。今シーズン川崎フロンターレから加入した28歳のストライカーが、まさにその嗅覚を発揮する一撃をねじ込んでみせた。

 ところが、ここから広島が逆襲する。86分、微妙な判定だったがコーナーキックの流れから松村優太のファウルで得たPKを、ドウグラス・ヴィエイラが決めて同点に。

 このあと鹿島が中盤2選手を替えると、その呼吸がズレたところを見逃さない。87分、エゼキエウのスルーパスを再びドウグラス・ヴィエイラが決めて、ついに逆転――。

 鹿島はこのあとセットプレーで押し込もうとするもののゴールならず……。

 広島が2分間の逆転劇で、2-1の勝利を収めてみせた。試合後、鹿島ゴール裏からはブーイングも起きた。

 両チームのメンバーは次の通り。

▽鹿島アントラーズ
▼先発メンバー
GK
29 早川友基
DF
32 常本佳吾
55 植田直通
3 昌子源
2 安西幸輝
MF
25 佐野海舟
14 樋口雄太
(87分 35 中村亮太朗)
8 土居聖真
(65分 37 垣田裕暉)
FW
15 藤井智也
(71分 27 松村優太)
40 鈴木優磨
13 知念慶
(87分 33 仲間隼斗)

▼ベンチメンバー
GK
31 沖悠哉
DF
22 広瀬陸斗
5 関川郁万

▼監督
岩政大樹

関連記事>>【鹿島】ホーム初勝利なるか。岩政監督が広島戦へ「サポーターの皆さんと力を合わせ、立ちはだかる壁にもう一度勇気を持って挑みたい」

▽サンフレッチェ広島
▼先発メンバー
GK
38 大迫敬介
DF
33 塩谷司
4 荒木隼人
19 佐々木翔
MF
11 満田誠
24 東俊希
7 野津田岳人
(73分 14 エゼキエウ)
16 志知孝明
(73分 15 中野就斗)
10 森島司
(82分 23 鮎川峻)
8 川村拓夢
FW
13 ナッシム・ベン・カリファ
(68分 9 ドウグラス・ヴィエイラ)

▼ベンチメンバー
GK
22 川浪吾郎
DF
3 山﨑大地
MF
6 青山敏弘

▼監督
ミヒャエル・スキッベ

[審判団]
▼主審
福島孝一郎

▼副審
日比野真、梅田智起

▼第4の審判員
鶴岡泰樹

▼VAR
西村雄一

▼AVAR
中野卓

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