長谷部誠が鮮やかフィード、W杯代表コンビのゲッツェ→コロ・ムアニ弾を引き出す。フランクフルト、ウニオン下しDFB杯ベスト4進出
フランクフルトの長谷部誠。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
試合終盤、倒れ込みヒヤリとする場面も…。鎌田大地は途中出場。
[DFB杯 準々決勝] フランクフルト 2-0 ウニオン・ベルリン/2023年4月4日18:00(日本時間5日1:00)/ドイチェ・バンク・アレーナ
DFBカップ(ドイツカップ)準々決勝、アイントラハト・フランクフルトがランダル・コロ・ムアニの2ゴールでウニオン・ベルリンに2-0の勝利を収め、ベスト4進出を決めた。フランクフルトの長谷部誠は3バックのリベロでフル出場し、フィードから先制点をお膳立てした。日本代表MF鎌田大地は67分から途中出場し、勝利に貢献している。
先日現役選手として来季1年間の契約を新たに更新した長谷部がこのミッドウィークの一戦に先発出場。すると11分、ハーフウェーラインを越えてきた長谷部がフィードを放つ。これをドイツ代表MFゲッツェが後方へ巧みに落とし、飛び込んだフランス代表FWコロ・ムアニが相手を振り切ってゴール! 日本代表のキャプテンを長年務めてきた39歳の鉄人が、カタール・ワールドカップ(W杯)に出場した代表コンビによるアシストと得点をお膳立てしてみせた。
さらに1分後、ハイプレスから崩すと、再びコロ・ムアニがゴールを追加。そのあともVARの介入を経てオフサイドで得点を取り消されたものの、フランクフルトの猛攻が続いた。
長谷部は試合終了間際、混戦で後方から足を払われて転倒。しばしピッチに倒れ込み主審が試合を中断させて一瞬ヒヤリとした。ただそのあとプレーに戻ってフル出場している。
試合はフランクフルトが2-0で勝利し、準決勝にコマを進めた。
フランクフルトは次戦のリーグ戦、日本時間4月8日22時30分からアウェーでバイエル・レバークーゼンと対戦する。