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【浦和】スコルジャ監督、レヴァンドフスキ獲得に動いた過去を語る「面識はあり、話もします」

FCバルセロナのレヴァンドフスキ。(Photo by Alex Caparros/Getty Images)

「成長した要因を聞くと、驚くべき答えが返ってきた」

[J1 7節] 名古屋 – 浦和/4月9日15:00/豊田スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が名古屋グランパス戦を控えた4月7日のオンラインによる取材で、ホセ・カンテのデビュー、ブライアン・リンセンの活用法、興梠慎三の復活などストライカーについて話題になるなか、指揮官の母国であるポーランドを代表するFWロベルト・レヴァンドフスキ(Robert Lewandowski, FCバルセロナ)について語った。

 なんとスコルジャ監督はポーランドリーグ時代、「私がいたクラブに呼ぼうとしたことがあります」とレヴァンドフスキ獲得に動いた過去があり、「面識はあり、話もします」と明かした。

「ロベルトはユニークな選手。彼がまだ若くポーランド2部のチームでプレーしていた時、私はヴィスワ・クラクフを率いていました。私たちのチームがリーグ優勝して(獲得しようと)声を掛けましたが、ロベルトはレフ・ポズナンを選びました。なので一緒に仕事をしていませんが、面識はあり話もします」

 その後、ボルシア・ドルトムント、バイエルン・ミュンヘン、そして現在のFCバルセロナと飛躍を遂げ、世界を代表するストライカーの一人になっていく。その「要因」を尋ねると、ポーランド代表FWから驚きの答えが返ってきたそうだ。

「大きく成長できた要因を聞くと、驚くべき答えが返ってきました。ポーランドで才能を見せ、ドイツに渡り大きく開花しました。ただ彼はドイツに行って、やることを大きく変えなかったと言っていました。

 ただし、より細かいことに気を遣うようになったそうです。よりよい食事、よいリカバリー、そういったディテールに配慮し、素晴らしい結果を残していきました」

 ユルゲン・クロップが率いてセンセーションを起こした2010年から2012年のドルトムントで、当初、日本代表だった香川真司がレギュラーで、レヴァンドフスキが控えでもあった。ただ、そこからレヴァンドフスキは“世界一”へと上り詰めていった。

 スコルジャ監督はそんなストライカーの存在について、サッカーの枠を超えたポーランドの誇りにもなっていると語った。

「正直、ポーランド人のフォワードがあのような素晴らしいキャリアを築けると、私たちも最初は思ってもみませんでした。レヴァンドフスキはサッカー界のみならず、海外で成功したポーランド人という意味で、私たちにとって重要な存在になっています」

 最新のFIFAランキングは日本20位、ポーランド23位。ヨーロッパ・ネーションズリーグの開催により欧州勢との対戦実現が難しくなっているものの、ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の日本とポーランドの真剣勝負もぜひ見てみたい一戦だ(浦和とレフ・ポズナンの対戦も面白そう)。

Posted by 塚越始

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