町田vs秋田で「ノーゴール」大誤審。FW青木翔大のスーパーロング弾がラインを越えたが…

主審からは距離があり、副審はGKの体で確認できず。

[J2 ８節] 町田 0-1 秋田／2023年４月８日14:04／町田GIONスタジアム

　J2リーグ８節、ブラウブリッツ秋田が阿部海大のゴールで、FC町田ゼルビアに1-0の勝利を収めた。町田は今季初黒星を喫したものの６勝１分１敗で首位をキープ。秋田は４勝３分１敗で４位。

　この試合の７分、スーパーゴールが認められない「誤審」があった。

　秋田は自陣でのボール奪取に成功。そのパスを受けたFW青木翔大がハーフウェーライン手前から豪快にロングシュート。これが枠を捉えて、ジャンプしたGKポープ・ウィリアムが掻き出そうとしたものの、ボールはゴールラインを超えた。

　しかし主審、副審ともゴールを確認できず。結局「ノーゴール」判定のまま、丹羽詩温がなぜとアピールしたものの試合は続行された。そのあと町田のコーナーキックでプレーが中断された際、審判団でこのシーンについて協議されることもなかった。

　主審は自陣にいたため約50メートル先のゴールインを目視では認められず、また副審からはGKの体でボールがラインを越えたかどうか確認できなかったと考えられる。そのあと審判団でまったく協議されなかったところは気になるところ。ボールはバーの真下に落ちたわけではなく、ボールを掻き出したウィリアムの体の位置など、状況的にはゴールしている確率が極めて高いことが分かる状況でもあった。

　それでも秋田は84分の阿部海大の決勝ゴールで、アウェーにて1-0の勝利。貴重な勝点３を掴んでみせた。

　改めてJ2でのVAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）採用の議論が活発化しそうだ。