キミッヒがゴール裏を煽り大揉め! 堂安律はポスト弾…フライブルク、バイエルンに惜敗
堂安律。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
フライブルクサポーターと何かあった!?
[ブンデス1部 27節] フライブルク 0-1 バイエルン/2023年4月8日15:30(日本時間22:30)/オイローパ・パルク・シュタディオン
ドイツ・ブンデスリーガ1部27節、SCフライブルクのサッカー日本代表MF堂安律がリーグ10連覇中の絶対王者バイエルン・ミュンヘンとのホームゲームで先発出場し、プレッシングやカウンターからチャンスを作り出し、ポスト直撃のシュートはあったものの得点に至らなかった。試合は1-0でバイエルンが勝ち、リーグ2連勝を収めた。
堂安は2列目の右サイドで先発。対峙するカナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィスへのプレッシングを怠らず、そこで起点を作らせない。前半終了間際にはクロスに詰めて合わせたが、惜しくポストを叩いてゴールならず……。
とはいえバイエルンである。トーマス・トゥヘル新監督のもと、直近のDFBカップ準々決勝のバイエル・レバークーゼン戦で敗れて「1冠」を失った。それだけにこのゲームに懸ける意気込みは相当に強かった。
後半に入ると、アウェーチームは一段と攻撃の圧力を強める。そしてハイプレスからボールを奪い切った51分、センターバックのオランダ代表マタイス・デ・リフトが弾丸ミドルを叩き込み、先制点をもたらした。
堂安は求められるタスクをこなすものの、後半はなかなか決定機を作れず。84分に途中交代している。
注目の上位対決は、結局バイエルンが1-0で勝利。シュート数21本対9本と攻め切り、首位をキープした。
また試合終了の瞬間、バイエルンのドイツ代表MFヨシュア・キミッヒがフライブルクサポーターで埋まった相手ゴール裏に向かってガッツポーズを作って雄たけび。この行為にバイエルンの選手やスタッフが激怒し、選手が揉めるなど一触即発の状況に。
キミッヒとともに、彼に詰め寄ったルーカス・ヘーラーにもイエローカードが提示された。そのあとも両選手と監督やスタッフがピッチ上で話し合い、フライブルクサポーターの試合中の行為など、何が起きていたか情報を交換していた。