【鹿島】岩政監督を出せ!サポーターが“コール”、柏のスタジアムで約1時間30分居残りスタッフと押し問答。3連敗に岩政監督「今季一番悪かった」
岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
「サポーターの皆さんに応えられるような姿勢を見せられず、それが非常に残念でした」
[J1 7節] 柏 1–0 鹿島/2022年4月9日19:00/三協フロンテア柏スタジアム
J1リーグ7節、鹿島アントラーズは柏レイソルの細谷真大に決勝点を決められ0-1で敗れた。リーグ戦は4試合勝利がなく、これで3連敗。
試合を終えたあと、ゴール裏にあいさつに来た選手たちの中に岩政大樹監督の姿はなかった。そこで鹿島のサポーターが「岩政コール」を続けた。指揮官に闘う姿勢を示してほしいという訴えだったが、監督はゴール裏には現れず。
そのあとも多くの鹿島サポーターがスタジアムに居残り、岩政監督の登場を待った。すると鹿島のスタッフが対応。1時間30分ほど話し合いが続き、時に一部サポーターが声を荒げる場面もあった。ただ、最後は「鹿島アントラーズコール」で締めくくり、21時38分頃に撤収した。
昨年8月からホームゲームでは勝利がなく、前節のサンフレッチェ広島戦(●0-2)のあと、チームバスが止められる騒動も起きた。そして今回3連敗……。内容も改善されてきたとは言えず、厳しい結果を突きつけられた。
岩政大樹監督は試合後の記者会見で、「結果も内容も良くなかったです。今シーズン一番悪かったと思います。これだけのサポーターの皆さんに集まっていただいて、勝利のため応援に来ていただいたにも関わらず、それに応えられるような姿勢を見せられず、非常に残念に思っています」と振り返った。
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またその「姿勢」について、「いつもは叱らないが、ハーフタムにかなりカツをいれました。前半はかなりのらりくらりとした時間を過ごしてしまいました。相手の出方もあり、また今日1時間半かけて移動してきて、体が動かなかった影響もあったかもしれません。ただそれも最初に伝えていたことで、そういったことを含めて評価し、必要なことをしなければいけない」と、改めて試合を振り返ったあとチームの改善に着手する方針を示した。
鹿島は次節4月15日16時から、ホームで首位のヴィッセル神戸と対戦する。