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【鹿島】鈴木優磨がSTVVから復帰!ホームグロウン制度も視野に入れた“大型補強”に

鈴木優磨。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「アントラーズに関わる全ての人たちを笑顔にするため、このクラブを優勝させるために帰ってきました」

 J1リーグの鹿島アントラーズは1月3日、ベルギー1部シント=トロイデンVVのFW鈴木優磨(SUZUKI Yuma)を完全移籍で獲得したと発表した。

 鈴木は1996年4月26日生まれ、千葉県出身、25歳。182センチ・75キロ。これまでのキャリアは、鹿島アントラーズ Jrユース ― 鹿島ユース ― 鹿島(2015年) ― シント=トロイデンVV(2019年8月)。2021-22シーズンは、ベルギー1部リーグ11試合・2得点・2アシスト。2018年には日本代表にも選出されている。

 鈴木は次のように、この決断の理由を語っている。

「このたび、鹿島アントラーズに復帰することになりました。

 自分としては、この夏の段階でステップアップのための目標になかなか近づけず、同時に、一番体が動けるうちにアントラーズでプレーしたい気持ちをずっと持っていました。

 ベルギーへ移籍してからもアントラーズのことは常に気にしていましたし、最近は結果が出ていない様子も見ていました。自分はアントラーズに関わる全ての人たちを笑顔にするため、このクラブを優勝させるために帰ってきました。

 もう一度カシマスタジアムのピッチに立てると思うと、今からすごく興奮しています。必ずタイトルを獲れるよう頑張りますので、 応援よろしくお願いします」

 昨季ベルギー1部で17ゴールを決めた鈴木は、昨年夏に移籍先を模索してきた。しかし希望していた欧州主要リーグのクラブからはオファーが届かず。選択肢を2部リーグに広げ、移籍期限ギリギリのタイミングで、ドイツ・ブンデスリーガ2部シャルケ04からオファーが届いたが、手続きが間に合わなかった。

 そうしたなか、多くの若手選手について海外挑戦の噂があり、さらにはシーズン途中を含めレンタルなどで経験を積ませる可能性もある鹿島だけに、戦力としてはもちろんホームグロウン制度も視野に、鈴木にオファーを出したことがうかがえる。

 そして、再びアジアと世界トップを目指すクラブの野望への共感、より高いレベルでプレーしたいという鈴木の望みと合致した形で、今回の“鹿島復帰”が実現した。

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[文:サカノワ編集グループ]

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