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【鹿島】岩政監督が柏戦へ、ネルシーニョ采配警戒「非常に不気味でやり辛い」

柏戦の前日練習で、指示を送る鹿島の岩政大樹監督。(C)KASHIMA ANTLERS

最終ラインのスタメン変更はあるのか!? 指揮官の答えは…。

[J1 7節] 柏 – 鹿島/2022年4月9日19:00/三協フロンテア柏スタジアム

 J1リーグ鹿島アントラーズの岩政大樹監督が4月8日にオンライン取材に応じ、翌日のアウェーでの柏レイソル戦に向けて抱負を語った。

 鹿島はリーグ2勝1分3敗。ルヴァンカップのアビスパ福岡戦で1-0の勝利を収めたが、リーグ戦では3月4日の横浜FC戦(〇3-1)以来白星がない。対する柏は2分4敗とリーグ未勝利である。

「結果が出ていない(2分4敗と未勝利)ことで、逆にネルシーニョ監督がいろんな手を尽くしてこの試合に挑んでくるでしょうから、非常に不気味でやり辛い印象です。前線の選手はJ1リーグでもトップクラスの選手を揃えています。そこをいかに抑えるかが鍵になると思います」

 そのように現在成績は伴っていないものの、柏のチーム力が決して低いわけではなく、ネルシーニョ監督が講じてくる策、そして特に前線の選手たちを警戒していた。

 また、ルヴァンカップでは、守備陣が無失点と結果を残した。両チームともにターンオーバーをしたなかではあったが、その中から選手の抜擢はあるのか? その問いに指揮官は次のように答えた。

「それは選手がピッチ上で決着をつけること。それを僕が正しく評価して、ピッチに立たせるだけです。(対戦相手によって変えるということではなく?)それは選手が見せるもの。結果の勝ち負けは、11人以外がいて関わってくるもの。この試合でこの選手がいたから勝っていたから出しましょう、ということでしたら、監督は必要ありません。

 自分たちのやり方もそうですし、試合の中で誰がどのようなパフォーマンスをして、どのような影響をしているのかを冷静に分析し、それをもとに選手起用を決めます。全て選手のパフォーマンス次第です」

 そして岩政監督が鹿島での現役時代、伊野波雅彦とセンターバックを組んでいた時代を回顧。あくまでもチーム全体の最大出力を出せるかどうかが重要であると強調した。

「僕はスピード系、伊野波は高さに弱いと言われていたが、僕がぶち抜かれたのも、伊野波が上から叩かれて決められたのも、シーズン中1、2点ぐらい。

 高さや強さ、身長がどうこうではなく、サッカーのパフォーマンスを評価し、身長が低くても抑えればいいわけで、逆に高くてもやられる選手がいます。試合の中でのパフォーマンス、他の選手に与える影響を含め評価し、チームとしての最大出力を出せるメンバーを決めます」

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 そして改めて柏戦へ。指揮官は「絵」を共有できてきていると言い、失点の目立つ試合終盤の対策にも言及した。

「鹿島が終盤に失点していることに関し、(相手チームが)勇気を持てるところはあると思います。当然警戒しなければいけません。ベンチの準備も少しずつ変わってきています。いろんな捉え方、取り組み方があり、選手たちの絵が揃ってきたことで、徐々に相手によって絵を変化させていくことも増えていきそうです。誰が出ても近づいてきているので、明日の試合(柏戦)も、そのなかでスタートは誰で、途中から誰がいくかを考えてメンバーを決めます」

Posted by 塚越始

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