【鹿島】今季初先発で連敗ストップ。仲間隼斗が“苦労話”を封印「順風満帆なサッカー選手はほとんどいない。これが普通」
G大阪戦に向けてトレーニングする鹿島の仲間隼斗。(C)KASHIMA ANTLERS
「試合に出られないから苦しい、とは思っていない。与えられた役割、時間をいかにいいものにするかを考えて練習に取り組んでいる」
[J1 10節] 鹿島 – G大阪/2023年4月29日19:00/カシマサッカースタジアム
鹿島アントラーズの仲間隼斗(NAKAMA Hayato)が4月27日にオンラインによる取材に応じて、29日のホームでのガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。
今季リーグ4試合目、掴み取った初先発のチャンス。アルビレックス新潟に2-0の勝利を収め、チームの連敗を4で止めた。ただ仲間自身は変わらず自身にできる最大限のことに取り組んできた結果が、まず、この勝利につながったと受け止めている。
「目の前のことにいかに100パーセントで取り組めるかを意識してきました。自分としては、この間の勝利を特には気にせずやっているつもりです。チームの雰囲気は、この1勝で少しは良くなったと思っています。でもシーズンはまだまだ続きます。雰囲気が勝ったからいい、負けたら悪いという波は作りたくありません。この勝ちを継続できればと思います」
この1勝でガラリと何かが変わった――。そういう表現に、仲間は少し違和感を覚えているようだった。
「(新潟戦はゴールへ向かう迫力が感じられたが?)新潟戦のみならず、ゴールに向かう意識は今までも取り組んできました。新潟戦で結果に現れましたが、今までやってきたことがつながりました。この試合が特別だったとは思っていません。(2得点が生まれて)チームとしての攻撃の絵が、あの試合では揃ったのかなと思います」
そしてホームでのG大阪戦に向けて仲間は、「新しい監督のもと攻撃に重きを置いたスタイルになっていると感じます。後方からのビルドアップのストロングポイントを潰せれば、自分たちのゲームになると思っています」と“ガンバ攻略法”の糸口を語った。
また、なかなか出場機会を得られずにいたことについて。仲間は全てを受け止め、それでもただ与えられた状況下で100パーセントを出し続けるだけだと強調していた。
「試合に出られないから苦しい、とは思っていなくて、自分に与えられた役割、与えられた時間をいかにいいものにするかを考えて練習に取り組んでいます。これを続けるだけです」
「順風満帆なサッカー選手はほとんどいなくて、8割がたは苦労してきていて、これが普通だと思っています。(チャンスが来た時に掴むためには?)その自信をつけるため、毎回の練習で自分と真摯に向き合い、100パーセントを出し切ることを心掛けてきました。試合に出たらやれるということは常に示し、いつでも出せる自信は持っています」
次は仲間が、久々のホームでの勝利をもたらす!