久保建英のレアル・マドリード復帰、「数か月後に話す」。アンチェロッティ監督が日本代表レフティの未来に言及
久保建英。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
「出場時間を確保するのは難しい」と指摘したうえで――。
[スペイン1部 33節] R・ソシエダ – R・マドリード /2023年5月2日22:00(日本時間3日5:00)/レアレ・アレーナ
スペイン1部リーグ33節、4位レアル・ソシエダが日本時時間5月3日早朝、ホームで2位レアル・マドリードと対戦する。連戦が続くなかターンオーバーを採用してきたホームチームでは、日本代表MF久保建英の2試合ぶりの先発出場が期待される。
レアル・マドリードは久保の保有権を昨季まで保有。18歳の時にプレシーズンマッチでインパクトを残し、その名前を轟かせた“古巣”だ。レアル・ソシエダはレアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督が、このソシエダ戦に向けた公式記者会見で、「久保を呼び戻す選択肢」について質問を受けた。63歳のイタリア人指揮官は、「私たちは彼のプレーを見ています」と久保の存在を把握していると強調する。しかし――。
「彼はとてもいいプレーを見せていますが、このチームで出場時間を確保するのは非常に難しいことです。そのことについては数か月後に話をすることになるでしょう」
そのように「現時点」では、出場機会を得ることを考慮するならば、レアル・マドリードは“時期尚早”ではないかという見解を示した。ただし、育成組織でプレーしたFCバルセロナがこの21歳の日本人レフティを狙っていることも念頭にあるのか。アンチェロッティ監督は「数か月後に」……と、ここからさらにブレイクを果たした場合、そして移籍市場の動向も踏まえ、含みを持たせた。