×

【浦和】スコルジャ監督がシステム変更を示唆「コーチからいろいろアイデア」。ACL優勝で新たなチーム作りに着手、14日は埼スタでG大阪戦

浦和のスコルジャ監督。(C)2023 Asian Football Confederation (AFC)

再び闘争心を最大値まで引き上げるためには? 「勝利に飢えた、ハングリーな状況を作らなければいけない」

[J1 13節] 浦和 – G大阪/2022年5月14日16:00/埼玉スタジアム

 J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が5月12日、オンラインによる取材に応じて、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)優勝から6日経っての心境、そして2日後のガンバ大阪戦に向けて抱負を語った。

 ACL優勝監督として、その名前をクラブの歴史に残すことになった。ただし決勝まで勝ち上がったのはリカルド・ロドリゲス前監督のもとであり、自身はあくまでもファイナルを戦っただけ。スコルジャ監督はそのように強調した。

「リカルド・ロドリゲス監督がここまで導いてくれました。私は決勝しか勝っていません。私に言えるのは、『決勝で勝った』ということだけです」

 そのように指揮官は2022シーズンの監督、そして選手たちを尊重していた。また、次なる目標の一つがリーグ制覇に。今後J1リーグを制するために求められるのは「安定性」とポイントを挙げた。

「年間を通して高いパフォーマンスを維持することが求められます。1年の中には現在の私たちのように難しい時期があります。そのなかでスタッフのマネジメント能力が問われます。2、3週連続で勝点を取りこぼせば、優勝は目指せなくなってしまいます」

 そして指揮官はこれまで、まずこのファイナルを勝つためのチーム作りを進めてきたと語ってきた。ここから、チームにどのような変化をもたらすのか。スコルジャ監督はシステム変更も示唆した。

「ACL決勝が終わり、これからチームにより変化をもたらしやすくなったと言えます。コーチングスタッフとも話し合っていて、例えばシステムのところでも、いろいろなアイデアが出ています。そのところは今後試していくと思います。もちろん、まず結果を残さなければいけない。そこを忘れずに取り組んでいきたいです」

 チームにどこか“燃え尽き症候群”も出てしまうのも無理はないが、再び闘争心を戻すために必要なことは? その質問にスコルジャ監督は頷き、「勝利に飢えた、ハングリーな状況を作らなければいけません。選手たちには、ピークに達すること以上に、ピークで居続けることがより難しいと言ってきました。監督としてしっかり観察し、チームが受け身にならないように、そして気を抜いたりしないように。難しい仕事をしなければいけません」と強調した。

 ホームでの連戦が続く。14日のG大阪戦に向けて「ガンバはポゼッション率が高く、リーグでは1位を記録しています。そのビルドアップのところも分析し、簡単に自陣でプレーさせないようにしなければいけません」と対策を挙げていた。

Ads

Ads