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【Jリーグ】川淵初代チェアマンが語った『全国の校庭芝生化』の夢「飛行機から『緑』が広がる景色を見たい」

川淵三郎初代チェアマン。(C)J.LEAGUE

「僕の夢は、日本の校庭が全て緑になっているのを見たい。まだまだ、これから」

 Jリーグが5月15日に開催した「Jリーグ30周年記念イベント」の中で、川淵三郎初代チェアマンと野々村芳和チェアマンによる対談イベントが行われた。そのなかで川淵氏はJリーグ発足時の夢であり、目標として掲げてきた「全国の校庭の芝生化」への変わらぬ思いを語った。

 決してサッカーのためだけでなく、校庭の芝生(人工芝)化による、子供たちの安全とともに遊びの選択肢が広がることを改めて強調。川淵氏は、北海道旭川市が芝生・人工芝の採用に力を入れていて、その「緑」が広がる光景を見て、「いやぁ、世の中が変わってきたな」と感動したと語った。

 自治体の運営する競技場、球技場の人工芝の導入は進んできた。ただ、それは競技者のためのもの。その楽しみを全ての子供が享受できるように、全国の校庭にも――。Jリーグ発足から30年、川淵氏は思い描く夢の光景を語った。

「飛行機に乗っていて見えてくる風景が、アメリカは野球場が必ず芝生、ヨーロッパは一面に芝生が広がっている。しかし日本は土の校庭ばかりが見える。僕の夢は、いずれ飛行機から、日本の校庭が全て緑になっているのを見たい。まだ、そこまでにはなっていません。まだまだ、これからだと思っています」

 そのように86歳になった初代チェアマンは、「校庭の芝生化」への熱い思いを語った。

Posted by 塚越始

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