アセンシオはパリSGへ移籍「交渉順調」。久保建英のレアル・マドリード行きも1年後選択肢に!?
東京五輪準決勝の日本戦でゴールを決めたスペイン代表のアセンシオ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
当初は残留希望も、フリートランスファーに。
スペイン1部レアル・マドリードのスペイン代表FWマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)が今夏フリートランスファーとなって、フランス1部パリ・サンジェルマンに移籍する可能性が高まっている。
『ESPN』によると、情報筋の話として、アセンシオは当初マドリード残留を希望していた。しかしスタメンでの出場機会を減らすなか、フリーになって新天地を求めることを決断。アストン・ヴィラFC、ユベントスFC、ACミラン、RCDマジョルカからも興味を示されていたが、「最も魅力的なオファー」であるパリSGと優先して交渉を開始したそうだ。
27歳のアセンシオは今季リーグ30試合(先発15試合)・9得点・6アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)12試合・3得点・1アシストなど、公式戦通算50試合・12得点・8アシストを記録。レギュラーポジションを掴めずにいるが、しっかりと”数字=結果”を残している。
パリSGもキリアン・エムバペの能力を最大限に引き出せるタレントを探していて、アセンシオに白羽の矢を立てたということだ。
また、今季レアル・マドリードからレアル・ソシエダに完全移籍した日本代表MF久保建英だが、移籍金を抑えたことで、マドリードがオプション(移籍する場合、その移籍金の半額で獲得できるなど)を付帯させている。
スペインメディアでは昨年の段階だが、右ウイングのアセンシオが退団する場合、久保の復帰も検討されるだろうと報じていた。
ただ久保自身は来季、レアル・ソシエダの一員としてUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)のステージに初めて立つことを楽しみにしている。移籍する意思はなく、自身も「(新シーズンは)100パーセント、レアル・ソシエダ」と明言している。
とはいえ途中出場が多いものの、これだけ数字を残しているアセンシオの穴を埋め、チーム力を上げられる戦力を見つけるのはなかなか難しい(イングランド代表ジュード・ベリンガムの獲得が決定的ではあるが、センターハーフが主戦場)。1年後、久保のレアル・マドリード復帰は……。もしかすると、あり得るかもしれない。