【移籍】メッシのパリSG退団決定! ガルティエ監督明言「クレルモ戦がレオのラストゲーム」
メッシ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
新天地はアル・ヒラル優勢、プレミアリーグ勢も逆転狙う。バルサ復帰は…。
フランス1部パリ・サンジェルマンのクリストフ・ガルティエ監督が6月1日、定例の記者会見を行った。そのなかで6月3日の今季リーグ最終節クレルモン・フット戦が、リオネル・メッシのパリSGでのラストゲームになると明かした。メッシはパリSGと1年間の契約延長オプションが付帯されていたが、これを行使せず、今季限りで退団することが決まった。
『メディア・パリジャン』によると、ガルティエ監督は記者会見で「私はサッカー史上最高の選手を指導する特権を得ていました。パルク・デ・プランスでのクレルモン戦がレオの最後の試合になります」と語った。
35歳になるアルゼンチン代表のレフティはリーグ31試合・16得点・16アシスト、UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)7試合・4得点・4アシストなど、公式戦トータル40試合・21得点・20アシストを記録。加えてカタール・ワールドカップ(W杯)ではキャプテンとしてアルゼンチン代表を世界一へと導いた。
世界一のスーパースターは昨年末の段階ではパリSG残留が濃厚と見られていた一方、クラブが掲げるCLを制すためにはさらなる戦力の充実が必要だとも訴えていた。そうしたなか、サウジアラビアへの“無断”家族旅行による処分で、クラブとメッシの間で亀裂が生じた。さらにパリSGの一部サポーターによる自宅周辺でのメッシやネイマールの退団を求める抗議デモを受けて、家族のことも考えてナーバスに。
そうしたなか、サウジアラビア1部アル・ヒラルから年俸3億ユーロ(約447億円)と噂される破格オファーが届いた。またイングランド・プレミアリーグをはじめ複数クラブからも打診があるという。
一方、古巣であるスペイン1部FCバルセロナがメッシ復帰に向けたプロジェクトを推し進めてきた。しかしファイナンシャルフェアプレー(FFP)によりクラブは大幅な人件費削減を迫られているため、その“要因”(クラブの責任だが)の一つであったメッシを戻すのは現実的ではないと言われる。
スペインメディア『オレ』は、フランスリーグが終わったあと数日以内に、メッシは新天地について決断するという。アル・ヒラル優勢と言われるが……プレミアリーグ勢、あるいはバルサの逆転はあるのか!?