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【移籍】エムバペがレアル・マドリードとの交渉でパリ五輪出場を希望?

パリSGのエムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

記者会見で「野心」を口にする。

 フランス1部パリ・サンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ( Kylian Mbappe)が3月22日、ドイツ代表との親善試合を前に記者会見に臨んだ。そこでメディアからの今夏の移籍に関する質問にも答えた。

『ESPN』によると、25歳のフランス代表キャプテンはこの夏の自身の去就について、「発表することは何もありません」と繰り返した。一方「(今夏開催される)EUROまでには全て決まるのではないかと思っています」と、決定の時期に言及している。

 同メディアは、エムバペが今夏フリーエージェントとなってスペイン1部レアル・マドリードに加入することが基本合意に至り、あとは肖像権の扱いについて詰めている段階だと伝える。

 そうしたなか、注目を集めるスーパースターは母国開催のパリ・オリンピックへのオーバーエイジでの出場についても言及している。

「私は常に野心があり、オリンピックに出たいと思ってきました。とはいえ、それは私一人では決まりません。ただ誰ともそんな話はしていないので、言うことはありません。オリンピックに出られないならば、それでいいです。それはパリ・サンジェルマンについてのことですが、PSGでも、それについて話していません」

 レアル・マドリードは、フランスサッカー連盟(FRA)に対して、今夏開催されるパリ・オリンピックに選手派遣を許可しないと通達したと、フランスでは報じられている。そうしたなか、エムバペはフル代表でのEUROドイツ大会、さらに母国開催のパリ五輪へのオーバーエイジ参戦と、両コンペティションへの出場を望んでいる。

 果たしてエムバペがレアル・マドリードに加入する場合、FIFAの拘束が効かないオリンピックへの出場の扱いはどうなるのだろうか。

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 エムバペは2021年の東京オリンピックへの参戦も希望していたが、新型コロナウイルスの影響もあって断念した経緯もある。母国開催での「金メダル獲得」は、エースとしても駆り立てられるターゲットになっているのは間違いない。

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