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【移籍】ポステコグルーがトッテナム監督就任へ。古橋亨梧をケインの後釜で獲得か

古橋亨梧。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「ほぼ合意」で、間もなく正式決定。セルティックでは今季3冠達成。

 スコットランド1部セルティックFCのアンジェ・ポステコグルー監督(Angelos Postecoglou)が6月5日、イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCの来シーズンの新監督に就任することが濃厚となった。両者は「ほぼ合意」に至っていて、あと数日で契約を結ぶ見込みだ。

 これまで前横浜F・マリノス指揮官であるアンジェは、ユリアン・ナーゲルスマン、ルイス・エンリケ、ルベン・アモリムら名将とともに、候補として名前が挙がっていた。そうしたなか最有力と目されていたフェイエノールトのアルネ・スロットの招へいが見送りに(残留が決定)。すると一転、ポステコグルーが「有力候補」として取り上げられるようになった。

 得点王など今シーズンの個人賞を総なめした古橋亨梧、カタール・ワールドカップ(W杯)日本代表の前田大然、東京オリンピック日本代表の旗手怜央、昨季JリーグMVPの岩田智輝ら日本人選手を擁し今季セルティックで3冠を達成。5レーンの理論を浸透させたなか、サイドバックを含めた大胆な攻撃的スタイルを展開してきた。そして今季リーグ戦では38試合で114ゴールという凄まじい破壊力を見せつけて、圧倒的な強さで連覇を達成した。

 ダイナミックなアタッキングフットボールを目指す点で、トッテナムとポステコグルーの理想は合致すると言える。

 また『ミラー』によると、トッテナムのチーフ・フットボール・オフィサー(フットボール部門最高責任者)に就任したスコット・マン氏はオーストラリア人で、メルボルン・シティFCの最高経営責任者などを歴任。2019年からアジアの強化・スカウトを担当するシティ・フットボール・グループ・チャイナの最高経営責任者を務め、二人はAリーグ時代から接点があったそうだ。

 そしてエースストライカーのハリー・ケインには、レアル・マドリードへの移籍の噂が出ている。この移籍が実現した場合、セルティックでブレイクした古橋亨梧が、スパーズに引き抜かれるのではないかとも現地の複数メディアで噂されている。

 あるいはケインの動向とは関係なく、トッテナムが日本代表FWの獲得に動くことも考えられるか。一方、イングランド代表キャプテンがスパーズの変わらぬシンボルとして、アンジェのもとでプレーし、どのような輝きを放つのかも見てみたいところだが……。

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