パリSG加入目前、韓国代表イ・ガンインにスキャンダル。バレンシア退団時、仲介人ら7億円以上の裏金着服か。久保建英と昨季チームメイト
マジョルカのイ・ガンイン。 (Photo by Rafa Babot/Getty Images)
マジョルカから受け取る!?
スペイン1部RCDマジョルカのイ・ガンイン(Kang-in Lee)が、フランス1部パリ・サンジェルマンへの移籍に近づいているという。移籍情報を専門としているジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が先日ツイッター(@FabrizioRomano)でレポートし、スペインやフランスの複数メディアは着々と交渉が進んでいると報じている。
そうしたなか『ディアリオ・デ・マジョルカ』で、衝撃の記事が掲載された。イ・ガンインがバレンシアCFをフリートランスファーで退団した際、仲介人のジョルジ・メンゲス氏がマジョルカから500万ユーロ(約7億円以上)を受け取ったと、バレンシアのミゲル・ゾリオ元副社長が告発したのだ。しかも仲介人が50パーセントの権利を保有。結局、バレンシアはトレーニングフィーのみしか受け取れなかったという。
また、マジョルカとメンデス氏は1700万ユーロ(約26億円)以上のオファーがあった場合、選手が退団できる契約を結んでいるという。マジョルカは最低350万ユーロ、メンデス氏は850万ユーロの利益が保証されていて、そこに前述の500間ユーロが加わるそうだ。
この件が事実かと問い合わせを受けたマジョルカは、真っ向から否定しているという。
ゾリオ元副会長はバレンシアの検察庁が動くべきだと主張している。
イ・ガンインは2021-22シーズン、育成組織から育ったバレンシアをフリーで退団し、マジョルカに加入。日本代表MF久保建英ともチームメイトとして1部残留に貢献し、今季は元日本代表のハビエル・アギーレ監督のもとリーグ36試合・6得点・7アシストを記録した。22歳の韓国代表アタッカーは2025年6月まで複数年契約を結んでいるが、この夏、パリSGへの移籍話が浮上している。