【移籍】鎌田大地のミラン行「契約は保留中」。EU圏外1枠巡り久保建英の元同僚などあと2人ライバル浮上
鎌田大地。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
ロフタス=チーフの加入が決まる。
ドイツ・ブンデスリーガ1部アイントラハト・フランクフルトを退団しフリートランスファーとなった日本代表MF鎌田大地だが、イタリア・セリエA(1部)ACミランへの「加入決定的」と現地で報じられてきたものの、まだ本契約に至っていない。その間にミランはチェルシーFCに所属するイングランド代表MFルーベン・ロフタス=チークを獲得し、EU圏外の外国籍選手枠の一つが埋まった。
選手を放出することでその数が増える可能性もあるが、現在、ミランに残るEU圏外枠は「あと1枠」となっている。
『ガゼッタ・デロ・スポルト』は6月28日、その1枠を巡り、現時点で新戦力として加わる可能性が3選手にあると報じた。
その一人がもちろん鎌田である。ただし同メディアは次のように現状を伝える。
「代理人に関する事務的な遅れが生じていて、契約は一部保留となっている。EU圏外枠の問題は慎重に評価されなければならない。鎌田はスリークォーター(2列目)のと中央の両サイドでプレーできるため、有用な人材になるだろう」
そのように“詰め”の段階で一時保留になっているようだ。
さらに他の候補として挙がるのが、トルコ1部フェネルバフチェSKに所属する18歳のトルコ代表MFアルダ・ギュレル(Arda Guler)、そして久保建英ともチームメイトだったスペイン1部ビジャレアルCFに所属するナイジェリア代表FWサミュエル・チュクウェゼ(Samuel Chukwueze)だ。
ただし、フェネルバフチェはギュレルをあと1年プレーさせて、より移籍金が上がったのちに売却したい意向である。加えてレアル・マドリード、FCバルセロナ、ボルシア・ドルトムントなども獲得を狙うなか、父親が手数料として1500万ユーロ(約23億5000万円)を要求しているとのこと。
そしてチェクウェゼの場合は移籍金3000万ユーロ(約47億円)とも言われる。であれば……鎌田が優先されるべきではないかということだ。
イタリア複数メディアによると、ミランはこれまでに鎌田に対し年俸300万ユーロ(約4億6000万円)の3年契約のオファーを提示。すでに合意に至っているとも言われる。