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【鹿島】荒木遼太郎が語った悔しさ。2か月半ぶりリーグ戦スタメンのチャンスも不完全燃焼に

鹿島の荒木遼太郎。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

真夏の戦いで、いかに意思統一できるか。

[J1 20節] 広島 – 鹿島/2023年7月8日18:30/エディオンスタジアム広島

 鹿島アントラーズの荒木遼太郎は7月1日に行われた京都サンガF.C.戦(△0-0)、4月15日のヴィッセル神戸戦(●1-5)以来となるリーグ戦での先発出場を果たした。4-2-3-1のトップ下に入ったが、ロングボールが頭を越す場面も多く、なかなかチャンスに絡めず58分で途中交代を余儀なくされた。

 直近のガンバ大阪戦での後半45分間のパフォーマンスが評価されての起用だった。ただ荒木はボールに触れる機会も限られた。

「(ボールが)入っていればもっといいパフォーマンスができて、ゴールに向かうプレーも絶対にできていました。入ってこなかったのが、今日のパフォーマンスにつながったのかなと思います」

 スコアレスドローに終わったなか、鹿島の10番はそう肩を落とした。

「こぼれ球を拾えていましたが、マイボールにしたあと展開せず蹴ってしまうもったいなかった場面もありました。この暑いなかだとつながないとキツイですし、そういったところがまだまだだったと感じます」

「(自身のプレーについて)何度かのボールタッチからチャンスを作れたと思います。もっと(ボールが)集まっていれば、チャンスを作れたかなと思っています。(鈴木)優磨くんを信頼して蹴ってしまう、というのもあったのかなと思います」

 そのように荒木は不完全燃焼に終わり、「これを機に、意識を変えていければ」と、真夏の戦いでの意思統一の重要性を強調していた。

 8日のアウェーでのサンフレッチェ広島戦、再びピッチに立つチャンスは訪れるか。荒木自身も、そしてサポーターもナンバー10のゴール――歓喜の瞬間を待っている。