【移籍】レアル・マドリードはエムバペと「接触なし」。総額620億円…一定の距離を置く
キリアン・エムバペ。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
プレミアリーグ勢は!?
スペイン1部レアル・マドリードはこの夏、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の獲得には動かない――。
フランス1部パリ・サンジェルマンのフランス代表FWエムバペの去就が注目を集めているなか、1年前に獲得が“内定”しながら裏切られる形になった白い巨人がこのタイミングでは静観するという。
スペインメディア『マルカ』は7月9日、「マドリードはエムバペと距離を置く。接触なし」と題したレポートを掲載。パリSGのナーセル・アル=ヘライフィー会長が、エムバペに対し「(1年のオプションなど)延長契約にサインするか、この夏に退団するか。あと2週間で決断しなければいけない」と発言したことで、レアル・マドリード移籍があるのでは――と憶測が流れた。しかし、これまでのところ、マドリードはパリSGと一切コンタクトを取っていないということだ。
また24歳のストライカーの移籍金は2億ユーロ(約311億円)と言われるが、本人の年俸などを含めると総額4億ユーロ(約627億円)に達するとされる。一人にそこまでの金額を支払うことで、ロッカールームでの秩序も乱れかねないとも指摘。1年後にフリートランスファーとなる身を待つのが得策だと伝える(交渉は年明けから可能に)。
あとは噂されるアーセナルFC、リバプールFCなどプレミアリーグ勢が手を出すかどうか。ただし現状を見ると、クラブを揺るがすほど、あまりに大きな存在になりかねず、パリSGの思惑通りに事は進まないか……。あるいは『マルカ』は、市場の法則に従い、ここからエムバペの市場価格が次第に下がるのではないかとも予想しているが――。