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【横浜FM0-1川崎】車屋紳太郎が体ごと押し込む執念のAT決勝弾。神奈川ダービーを制す

川崎の車屋紳太郎。(C)SAKANOWA

最後は3-5-2に。大南拓磨の折り返しを押し込む。

[J1 21節] 横浜FM 0-1 川崎/2023年7月15日19:03/日産スタジアム

 J1リーグ21節、首位の横浜F・マリノスと川崎フロンターレによる注目の“神奈川ダービー”は白熱の攻防を繰り広げ、後半アディショナルタイム、車屋紳太郎の体ごと押し込む決勝点で、川崎が1-0の勝利を収めた。

 試合は両チームともにスイッチが入ると一気にゴールに迫るスリリングな攻撃を展開。外国籍選手4人を前線に並べる横浜FMは、幾度となく川崎ゴールに襲い掛かるが、車屋、高井幸大、ジョアン・シミッチの身体を張った守備に阻まれる。

 そのなかでアウェーチームが次第に大きなチャンスを作り出していく。しかし瀬古樹が再三にわたりミドルを枠から外してしまうなど、フィニッシュ精度を欠く。

 それでも72分、背後に抜け出した遠野大弥が一森純に倒されてPKを獲得する。しかし――この家長昭博のPKを、GK一森がビッグセーブ! ホームチームは九死に一生を得る。

 横浜FMは松原健が脳震盪の疑いで、また永戸勝也も負傷により途中交代するなどアクシデントが続出。ホームチームは喜田拓也が左サイドバックに入るなどスクランブルで凌ぎ切ろうと試みる。

 だがアディショナルタイムの90+4分、コーナーキックの流れで、瀬川祐輔のスルーパスから大南拓磨がゴールラインぎりぎりで折り返し、最後は車屋が体ごと押し込み、これが決勝点に! 川崎がまさに執念で勝点3を掴み取った。鬼木達監督によると、最後は3-5-2の布陣で攻め切ったということだ。

 横浜FMは勝点43で首位をキープしているもののリーグ戦2試合勝利なし。川崎は勝点31に伸ばし、上位戦線に踏みとどまった。

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